小池都知事はラップバトルの名人!? (2020年4月24日)
小池都知事の行政手腕に(ちょっぴり)異議あり!ってお話です。
今回は小池百合子東京都知事の話です。
コロナ禍絶賛進行中の状況下で、安倍政権はレームダック(死に体)。中央政府が悪戯に時間を浪費している中で都道府県知事たちが奮戦してくれているわけですが、
う~ん。
小池都知事には(ちょっと)疑問があるんですよね。
世間的にはかなり評価が高いようですが、実績は本当にその評価に釣り合うものなのでしょうか?「みんな小池さんの口の上手さに騙されてない?」と(心の汚れた)私は思ってしまうのですよ。
小池都知事は緊急事態宣言を受けての記者会見(4月10日)で、
「(知事の)権限は元々、代表取締役社長かなあ、と思っておりましたら、天の声がいろいろ聞こえてきまして、中間管理職になったような感じ...」
と発言し、見事な政府批判でバズらせることに成功しました。実際に小気味の良い発言に私も感じました。
しかし、政治家って発信力(何を言ったか)も大切だけど、実績(つまり何をやったか)も大切だと思うんですよ。
現在、東京には2688人以上のコロナ患者(治った人は除く)がいるのですが、東京都が確保しているコロナ対策病床は1000床しかないんですよね。
2688-1000=1688
つまり1700人近い数の患者が自宅療養など、医療の目が行き届かない状態にある訳です。
(詳しくは「COVID-19 Japan 新型コロナウイルス対策ダッシュボード」を参照してください。 https://www.stopcovid19.jp/ )
このサイトを見ていると、
東京都のベッド数って1000症から全然増えていないんですよね。2週間前からずっーと1000床。
それに対して神奈川県は500床から3400床に増加。大阪府も800床から2239床に増加しました。
なぜ東京ではベッド数が増えていないんでしょう?
小池百合子氏に実務能力が無いとは思わないのですが「力の使いどころを間違ってない?」と時々感じるのです。
例えば『築地市場の豊洲移転問題』を思い出してください。あれも何だかワーワー騒いで盛り上げておいて、でも結局は時間を浪費しただけに終わってしまいましたよね?
私が考えるに、小池百合子氏は【ラップバトルの名人】なのです。
自分より大きな相手(中央政界)に対してラップバトル(舌戦)を仕掛けて勝利し、観客から拍手喝采を浴びるのを得意技とする(そういった一面を持つ)政治家なのだと考えられます。
しかし、今は非常時です。
『発言』よりも『実績』が求められる時です。
中央政界に恨みも未練もあるのは分かります。権力に対する野心があってもいいと思います。中央政界とラップバトルしたって(ちょっとくらいなら)全然構いません。
ですか、今は東京都知事なのです。
東京が二重権力構造になっていて(他府県と比べて)動きにくいのも分かりますが、中央政界にあれこれ口出しする時間と労力を、もっと東京都民の為に使っていただきたいのです。
自宅療養は色々と問題が多過ぎます。
同居する家族にまで感染する可能性が高過ぎます。海外の事例を見ていると、自宅療養は感染者を増やす原因になりかねません。
小池都知事、早くベッドの確保に動いてください。
都民の為に、どうかお願いします。