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安倍政権のファインプレー!? アビガン無償提供について (2020年4月23日)

4月7日に安倍政権は新型コロナ治療薬として「アビガン」を希望する国に無償提供することを決定しました。国内では「国民に使う金はケチるくせに、外国には大盤振る舞いかよ!」みたいな反応が割と多かったように思いますが、外交的観点から見ると「なかなかのファインプレーだった可能性があるよ!」って話です。

ちょっと古い話で恐縮なのだが、安倍内閣が『アビガンを希望する国に無償提供する』と決定したのはファインプレーだったのかもしれない。



【アビガン供与で100万ドル無償資金協力 政府、50カ国想定】(日本経済新聞)


https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57756440X00C20A4PP8000/



上記の記事を(読むのが面倒に思う人の為に)要約すると、


1:政府は「アビガン」を無償提供するために100万ドル(約1億円)の予算を付けた。

2:提供は国連プロジェクトサービス機関(UNOPS)を通じて行う。

3:(提供のための)調整が終わった国は欧州14か国と中東・オセアニアの国々の計20ヵ国。


となる。


国内の反応は、


「国民が困っていても金は渋るくせに、外国には大盤振る舞いか!?」


みたいな反応が多かった。(当時は「世帯所得300万円以下に30万円支給」とか言っていた)


気持ちはとても良く分かる。



しかし、外交的観点(特に対中国)で見ると、ファインプレーだったのかもしれない。



中国は現在、コロナ禍を利用して『医療外交』を展開している。


要するに「マスクや医療用防護服を提供してやる。その代わり中国製5G製品を導入しろ!」ってなことを強要しているのだ。


それに対してトランプ政権は「WHOのテドロスは中国の犬!だから資金を停止してやる!」と短気な行動に出てしまった。(気持ちは分からんでもないけど…)


このままだとコロナ禍が終わった後に、東欧やオセアニアや中東やアフリカの国々に対して、


「中国製5G製品使ってんじゃねーよ!そんなもん今すぐ捨ててアメリカ製を買え!」


と言っても、


「んなこと言ってもアンタ、俺らがコロナで困ってる時に助けてくれなかったじゃん!」


となる訳です。


でも、アビガンを提供してくれた(命の恩人である)日本がお願いすればどうなるでしょう?


こう考えると、


日本政府による「アビガン無償提供」はトランプ外交の欠点を補い、中国による世界支配を妨害する『見事なファインプレー』だったと考えることが出来ます。



皆さんはこの問題、どう思いますか?



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