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登場人物を考える

 物語の舞台背景や設定が決まったら、次は登場人物について検討します。どのような性格の登場人物が登場するかによって、物語の内容が決まると言っても過言ではありません。登場人物を上手く設定できれば、あとは大まかな流れに沿って動いてくれるそれぞれの登場人物を描いていくだけです。


 物語の登場人物となりうる設定を考えてみます。




- 主人公 -

 物語に絶対に必要となる人物です。人称などの描き方に関わらず、主にこの主人公の視点で物語は進む

主人公が物語のキーマンと異なって(ミステリーの犯人視点、勇者の仲間視点)物語が進む場合もあるが、

多くの場合は「物語の主役=主人公」となる



- ヒロイン -

ここでは主人公の周辺の人物で、近しい異性の登場人物とする

多かれ少なかれ主人公との恋愛要素が描かれることが多い

主人公とヒロインの関係が物語の中心となることが多いが、特に必須の登場人物というわけではなく、

スポーツなどの少年マンガなどでは重要でないポジションで描かれる事も多い



- 仲間/友人 -

物語の中で主人公が目的を達成する過程で、協力や助言を行ってくれる人物

この中に異性が含まれる場合、ヒロインの役割を兼ねる場合も多い



- 上司/上役 -

物語の中で主人公に対して、なんらかの目的を与える役割の登場人物

主人公が所属する組織の上司や国の王様など

主人公を指導する師匠の立場であったり、最終的に敵対する場合もありうる



- 好敵手/敵役 -

主人公の目的に対して、その達成の障害となる人物

必ずしも人物とは限らず、組織やなんらかの物体、謎を解くなどの場合もありうる

敵役がその物語の完了後に仲間の立場になる というのも良くあるパターン

恋愛モノの物語でも、主人公の恋敵となる人物はほぼ必ず登場する



- その他 -

物語の大きな目的の中で発生する、小さな物語を彩る人物など

主人公の周囲の人間の人間関係を描くサブストーリーや、立ち寄った街だけのチョイヒロイン等

上記の主要人物との関係性を考えながら、物語に合わせて追加していく形で良いと思われる





 登場人物について整理したところで、今回の物語である「現代+異界の勇者」という設定に合わせて、各登場人物について具体的に検討してみます。



- 主人公について -

 基本的には主な読者と同じ性別・年代であると感情移入がしやすくなります。同様に主人公の感情を描く際に作者と同性であると、より現実に近い思考・行動をさせることができます。「小説を読もう」のサイトでは男性主人公の人気作品が多く、M1層(20~34歳)付近の読者が多いと考えられるので、読者が経験していて感情移入がしやすい、20歳前後の男性を主人公とするのが良いと思います。




- ヒロインについて -

 今回の物語では恋愛要素を多くしたくないため、ヒロインポジションは空白にすることを考えています。「現代に出現した主人公をヒロインが拾う」というようなコテコテの恋愛展開も考えられますが、「現代に異分子となる人物が表れた場合どんなドラマがありうるか」という物語を描いてみたいと思っていますので、安易な恋愛展開に流れそうな設定はなるべく避けたいです。



- 友人 について-

 ヒロインに近いポジションに同性の現代人を設定します。主人公を助け、面倒を見て、常識のズレを教える、主人公の友人になりやすく、より読者層に近い人物像で描きたいと思います。



- 上司について -

 現代の中で主人公が出会う人物、主に年上の人物になります。異なる世界の中で、主人公に新しい価値観を伝える役割となります。人間関係を考えると、「友人」役の両親、 もしくは、場面ごとに現れる複数人の人物 となりまそうです。



- 敵役について -

 異世界の人間という調査対象に対して興味を持つ、政府の研究機関なども考えられます。ですが、今回の物語ではなんの後ろ盾も持たない人間が生活する中での、「世間の荒波」に対して、主人公がどう乗り越えて行くか を描きたいと思います。





 主要な登場人物は2名しか決まりませんでしたが、一応物語の大筋を考えられる段階まで来たかと思います。次回は、物語のプロットを考える前段階として、小さな物語を思いつつままに考えてみたいと思います。



自分の文章を見てくださった方が、ユニーク20アクセスもありました。この数が多いのか少ないのかは分かりませんが、多くの方に文章を見て頂いているというのは、文章を書く励みになります。


物語が完成できるように頑張りたいです……

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