物語のジャンル
物語はその内容によって、様々なジャンル付けがされています。物語を作る際、どんな内容をメインとするかによって、物語の大筋が決まると言えるでしょう。当然、同じテーマで描いた作品は比較的類似の作品となり、それが同じ「ジャンル」付けがされています。
通常は「描きたいモノ」があり、そこから作られた物語が他の作品と比較されてジャンル付けされるものと思いますが、私自身は物語を作ること自体が先にあるため、どのようなジャンル/テーマが考えられるかを検討し、その中から描きやすいテーマ・面白そうなテーマを検討したいと思います。
なお、下記ジャンル付けは、私個人が内容を整理するために独自で行ったものであり、一般的なものとは異なるものもあります。
○物語のジャンル
-恋愛-
恋愛について描かれる物語
多くの人が経験することであり、多くの人の理解・共感が得られやすいジャンルと思われる
女性向けの物語は「恋愛」を主題とした物語が多い印象
-ギャグ-
読者を「笑わせる」ことを目的とした物語
文字だけで表現することが難しいためか、「ギャグ小説」と呼ばれるものはあまり見かけない
-ファンタジー-
現実にないものを描いた物語、「剣と魔法の世界」と言われるものが多い
多くの場合は戦闘を描くシーンが多くなる
-戦闘-
個人の戦闘を描いた物語
ファンタジーや戦国の物語で描かれることが多い
特にファンタジーでの戦闘シーンは現実に起こりえないシーンであるため、作者の想像によって描かれていても読者に違和感を与えにくいと思われる
-知略・智謀-
個々の戦闘ではなく、戦国時代の戦争等の中での頭脳戦を描く
三国志・戦国時代の物語や「LIAR GAME」のような物語
思考を楽しむという意味では後述の「ミステリー」と近いかもしれない
-スポーツ-
スポーツの試合や練習について描く
下記の「文化」等のジャンルに含まれるものだが、「スポ根」などスポーツに特化した物語は多い
描くテーマに関するある程度の知識が必要となり、内容の浅さや現実離れした展開は、読者に違和感を与えて、物語に入り込めなくなることが考えられる
-文化/職業/趣味-
基本的には「スポーツ」のジャンルと同様
ピアノ・将棋・囲碁・弁護士・アイドル等、ある特定のテーマで物語描く
ほぼ無数のテーマが考えられ、マイナーなテーマは描くのが難しい部分はあるものの、物語の目新しさを出しやすいと思われる
-ミステリー-
物語内である「謎」が起こり、その解決までへの展開を描く
殺人事件をテーマにしたものが多いが、「落し物から落とし主の人物像を推理する」など日常的なミステリーもある
個人的には「小説」と言われた時にミステリー小説を連想しがち
-ホラー/サスペンス-
幽霊や殺人者などの恐怖を描く
「かまいたちの夜」のようにミステリーと合わせて描かれることも多い
-日常-
ごく日常的な中の面白い一面を描く
「サザエさん」「クレヨンしんちゃん」などが一例
オムニバス(短編)の形式で描かれることが多く終わりがないため長続きしやすい、反面ダラダラしてしまうこともあり
-教養-
あるテーマに関しての教養を深められるような物語
「ドラゴン桜」「美味しんぼ」などのイメージ
-エロ-
官能小説・ハーレクイン小説などのようなもの
「小説を読もう」のサイトでは多分描けないと思うが、ジャンルとしては立派に確立されている
「恋愛」についてより深い描写を描きたい場合にエロ要素を含む場合もある
物語の大筋を考える下地は準備できたと思うので、次回は実際に物語の設定を検討してみたいと思います。