魔王城
「ふっふっふ!我は魔王!!」
「魔王様、例の使える男を連れてまいりました」
へえー、こいつが魔王か。まず身長がでかい、あと角がいっぱい生えてる。
ヘクトの拳のニオウみたいな感じだ。わかりやすく言うと
「うぬがケイオスか」
うわっ喋り方までニオウっぽい
「うぬの活躍、よく聞いておる!」
「そうっすか、あと余談なんですけどこの高そうなツボ持って帰っていいっすか?」
「そのツボをどうする気だ」
「転売するっス」
「このカス男!!」
レジーヌのローキックだ!!骨まで染みるぜ!!
「そんなツボなどいくらでもくれてやる」
「マジっすか!!」
俺は高そうなツボを自分の周りに引き寄せた。
「そうだな報酬の話だったな」
えっそうなの?俺はきょとんとしていた。
「グンダーラ国をお前の領地とする」
「えっ?!国を?!」
「我々が奪った国だ、好きにするがよい!」
「魔王様に粗相を!!」
再びレジーヌのローキックだ!!
「あぐえ!!」
俺は痛くて地面にごろごろと転がった。ほんとうに痛い!
しかし国をくれるのか、えへっ!国中の女は俺のものにしていいのかな?
「その顔、スケベなことを考えているだろう!!」
「考えていないハーレムのことなんか」
「国を任されるんだぞ!!まじめにやれ!!」
三度目のローキック!!
「おうっ!!」
なんかのバラエティ番組かよ・・・!
「無意味に子供を増やされても困る!相手なら私がしてやる!」
「よし!じゃああの木陰にいこうか!」
ばちーん!再びローキックだ!!
「せめて建物内にしろ!!」
なんだよ外のほうが雰囲気でるじゃん・・・。
「それにグンダーラ国に行くのは遊びじゃないからな!!」
ドゴォー!!ボコーン!!
グンダーラ国はどうやら隣のデイーダ国との戦争真っ盛りだったようだ
「領地を広げるチャンスなんだ!」
あちこちで大魔法が炸裂している。これは危険地帯だ!
「まずは魔導士を殺るぞ!」
「魔導士!どいつだ!!」
「装備品を見れば分かるだろ!!」
うひょーい!カワイ子ちゃんの魔導士がいっぱい!!
「打て!!マインドブラストを!!」
「もう少し様子見ない?」
「お前!!相手が女だからだろ!!これは戦争なんだよ!」
「でもぉでもぉ」
「打てや!!カス男!!」
「マイ・・・・補助魔法展開!!」
「トマトには!!こしあんがいいですよね!!」
魔導士部隊に副作用が炸裂した!!
「あの世送り!!×15!!」
ああー、かわい子ちゃん達が消滅したわ・・・・。
大魔法部隊を失ったデイーダ軍は撤退していった。
俺は今日の晩飯のことを考えていた
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俺の補助魔法、受けてみるか?