これ悪いことでは?
「お前の根性はねじ曲がりすぎている!矯正してやる!」
俺は朝からレジーヌのやつにランニングをやらされていた
ぜーひゅーぜーひゅー
「ほら頑張れ!あと一周!」
ぜひゅーぜーひゅー
「よし!!よく頑張った!!」
俺とレジーナは食堂に向かった
「たんと食え!!」
どうやらこの朝食はレジーヌが作ったらしい。
「うまい・・・!」
「そうだろう!」
レジーナはふんぞり返っていた
ああーこういう気の強い女の顔が歪むところを見てみたい・・・。
はっ?!なにを考えているんだ俺は・・・!!
俺は正義の補助魔法使い!!そんな下種なことは考えないんだ!
「これが今回のターゲットだ」
紙には「ドラゴン使いのクウェル」と書かれている
「ええー?ドラゴンまでいるのかよ・・・・。」
「大丈夫だ!飼い主さえ倒してしまえば、後は置物のようなものだ」
実際一撃死のスキル持ちにとっては置物のようなのだろう
いや、よくわからんが
「こいつを倒せばこの街の防御力は大幅に落ちる!」
「さすが死神!何考えてるんだかさっぱり分からん!」
どうやらこの街はこの国にとってかなりの重要拠点らしく
その守りの要がこの「クウェル」というヤツらしい
「あの、ちょっと質問なんだけど」
「なんだ」
「俺たちのやってることどっちかって言うと悪側じゃない?」
「そうだが?」
えっ?!!俺悪事に加担してるの?いやだ!!
「俺悪事嫌だ」
「今更なにをいってるんだ200人近く一緒に消滅させたじゃないか」
うっ!!あの時は変なテンションになってたからつい!!
「お前のマインドブラストは最高の魔法だ!」
「だから違うっての!俺は正義の補助魔法使い!!」
俺たちは深夜まで待った
「人間は不便だな!睡眠というものが必要とは!」
あのー・・・俺にも睡眠必要なんですけど・・・。
眠い目をこすりながら俺たちはクウェルの家の前まで来た
「ん?なんだ貴様らは!!」
どうやらクウェルは起きていたようだ!!
「補助魔法展開!」
俺はクウェルに補助魔法をたたきつけた!!
「とくに君に言いたい!!あしたには!!」
レジーヌの特訓のせいで俺の補助魔法は副作用が早く出るようになった・・・。
「あの世送り!!」
クウェルは消滅した・・・。
「これ悪いこと俺やめたい」
「なにをいっている?これほどの適職はないぞ!!」
「えっなにそれこわい」
「そろそろ今までの仕事の報酬を受け取りに行くか!!」
「えっどこに?」
「魔王城だ」
あー!!俺完全に今「悪」サイドだわ!!
ママ・・・・ごめんなさい・・・・
ケイオス悪い子でした・・・・!
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俺の補助魔法、受けてみるか?