知覚外
俺はヒーローに憧れていた。誰もが認める輝かしい存在
そんな存在になりたかった俺は剣士を目指した
「おい!ケイオス!」
なんだ人が気持ちよくモノローグ入れてるところを・・・・。
「あの冒険者たちに隙が出来た、マインドブラスを頼む!」
俺たちは冒険者たちが知覚できない木の茂みにいた
「だから言ってるだろ!俺のは補助魔法!!」
「なんでもいい!打ってくれ!」
「補助魔法展開!!」
なぜこの悪魔のような女の言うことを聞いてるかだって?
この女が イイオンナだからだ!!体もいい!!
「なんだ?!体が急に軽くなったぞ!!」
冒険者たちは勢いづいた
モンスターはズゥンと音を立てて倒れた
そろそろ俺の魔法の副作用が出るはずだ
そこを狙っているのが新しいパーティメンバー「魂狩りのレジーヌ」だ
人間の虚を突けば一撃で葬り去る特技を持っている
「ポン酢は!左に載せます!!」
「あの世送り!!」
レジーヌは物陰から飛び出した
「まてレジーヌ!!」
俺はレジーヌに足払いをかました。
「何をする!ケイオス!!」
「よく見ろ!この冒険者の装備、かなり高級品だぞ!」
「だからどうした!」
「お前の特技で消滅させる前に剝ぎ取るんだよ装備を!!」
「剥ぎ取ってどうする?!」
「高値で転売」
「おまえ本当にカスだな!!」
カス?!!この俺がカスだと?!!
「誉め言葉だ、私の相方に相応しい」
「取り消せ、今の言葉」
「え?」
「取り消せっていってるんだよぉおおお!!」
俺は半泣きになりながら言った
「俺はこの装備を売ってお前とおいしーもの食べて、そのあとベットであはんするつもりだったんだぞ!」
「うわっサイテーだな!!」
さすがのレジーヌも顔をしかめる
「いかん!あの冒険者が正気に戻りそうだ!!」
「取り消せっていってるんだよぉおおお!!」
俺はレジーヌにしがみついた
「馬鹿!!このままだとあいつを逃がしてしまう!!」
冒険者は正気に戻った
「そこのお前ら!!何の用だ!!」
「ちっ失敗か!!逃げるぞケイオス!!」
「取り消せっていってるんだよぉおおお!!」
「いい加減にしろこのカス男が!!」
レジーヌは俺にボディブローを入れた
俺は気絶した
「待て貴様ら!!」
目が覚めるとそこは宿屋だった。
「お前!!千載一遇の殺すチャンスを棒に振ったぞ!!」
「なにを怒ってるんだ生理か?」
めこぉ
再び俺はボディブローを食らった
世界征服の道のりは遠い
がんばれレジーヌ
あとおまけのカス男
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俺の補助魔法、受けてみるか?