犠牲者
俺の名はケイオス、補助魔法使いだ。
対象の頭の回転速度を2倍にする魔法を使う。
「ケイオス!おかしばっかり食べてないで手を貸してくれ!」
彼女の名前はミランダ「神速剣」の使い手らしい
らしいというのは早すぎて俺じゃあ見逃してしまうほど早い剣技なのだ
「補助魔法展開!!」
ミランダの攻撃速度が大幅に上昇した
あっもう見えない、目で追えないわ
モンスターは意外とあっけなく倒された。
「今回はオークゴブリンか」
俺はミランダから距離を取る、モンスターを倒したのはいいことだが
ここからが問題だ。
俺の補助魔法には副作用がある。魔法をかけた後一定時間後に今度は
逆に脳の回転速度が半減するのだ。
「おやつが飛んでいます!おやつが!おやつが!」
あっ副作用出たわ
ミランダはイケメン美女タイプだ
それがこのような醜態をさらすことになるとは先生残念です。
まあ、俺の魔法が悪いのだが。
ギルドに戻ると元パーティメンバーのゴロアーヌとイリーナがいた
「はとに豆を与えます、はとに豆を与えます」
「気分次第でなんでもウィーリー!!開園です!!」
二人は俺の補助魔法の犠牲者だ、重ね掛けしすぎたらこうなった
「おいケイオス、こいつらどうするんだ?」
どうやらミランダは正気に戻ったようだ
タイミングが分からなくてミランダにも魔法の副作用のことを話してない
いつか話さなければ、いや今でしょ!
「じゅぇつはしゃ(じつはさ)」
・・・・噛んだ。
俺はいつもこうなのだ、大事な話があるときに限って噛む。
「なんだケイオス」
「なんでもないぜ」
今日も話せず仕舞いだ。
「今日の補助魔法はなかなかだったぞケイオス!次は重ね掛け頼む!」
ビックゥ!!!
俺はビクッとした・・・・。重ね掛け・・・・。
ゴロアーヌとイリーナのようになってしまったらどうしよう・・・!
「ああ!まかせな!!」
・・・・いつものように強がってしまった・・・。
「まあーめぇーー!!」
「次の駅では角度はシンプルですからね!!」
すまない二人とも、俺が説明しないばっかりに
俺は二人の頭にたんぽぽを乗せた。
「死者への手向けかケイオス」
「いや?!死んでないからな?!」
そう、なまじ生きているからよけいヤバイのだ
「今日はもう遅い、宿を取ろう」
あたりはだいぶ暗くなっていた。
今日も副作用のことを説明できない俺だった。
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俺の補助魔法、受けてみるか?