副作用
「おはようケイオス」
こいつはミランダ「神速剣」の使い手らしい
かなりのアホだ、だって人の話聞いてねーし
そんな彼女をなぜ仲間にしたかって?
顔がいいからだ!!体もな!!
「なんだ私のことをジロジロ見て」
「いや、べつに何もやらしいことは考えていない!」
俺たちはギルドでだらだら過ごしていた。
ミランダはパーティ条件を満たした途端急にやる気が無くなったみたいで
俺と昼食をとっている、しかもこいつ昼間から酒を飲んでいる・・・・。
「お前まさかダメ人間か?」
俺は思わず聞いてしまった。
「ダメ人間の定義を教えろ!その定義に私が入っているかどうか確認する!」
「おだんごー!!!」
急に「おだんごー!!!」と叫ぶ何者かがギルド内に入ってきた
「ゴロアーヌ!!しっかりして!!ゴロアーヌ!!」
あいつらは元俺が所属していたS級ランクパーティ「神☆彡降臨」のメンバー?!
リーダーのゴロアーヌが完全におかしくなってしまっている
まさかとは思うが補助魔法の副作用か?!!
あんなおかしくなってしまうのか?!!
確かにゴロアーヌのヤツには補助魔法をかけた回数が多かったが、まさかここまでとは
「お盆にはみそしる!!お盆にはみそしる!!」
回復役のイリーナが聞いてきた
「ケイオス!!どうゆうことなのこれは?!」
「俺はあんたたちなんか知らない」
俺はゴロアーヌの様子がやばすぎて知らない人のふりをした
「あんたがパーティを抜けてからゴロアーヌがおかしいのぉおおおおおう」
?!!
「おかしーのおかしーの」
今度はイリーナの様子がおかしい!!
「俺は知らん俺は知らん・・・・・」
魔法の副作用。初めて見たわ。これはやばいわ。
「なあケイオス?こいつらなんなんだ?」
「いや、まったくもって知らん!!」
俺は知らないふりを続けた・・・。
「!あいつら、よく見たらSランクパーティ『神☆彡降臨』のやつらじゃないか!!」
「まったく知りません!」
俺はあくまでとぼけた
「肉をー!!肉をー!!」
「へルプミーサインは左からー」
ゴロアーヌとイリーナは完全にトランス状態だ
「強力な神経毒にやられたようです」
ギルドの医療班が原因を見誤った
・・・・よし!!俺のせいじゃないことになったな!!
「誰だかわからんが恐ろしいことをする奴がいたもんだ」
ミランダは口の周りの拭きながら無関係そうに言った
・・・・次の仲間のためにも補助魔法は適度にかけなければ・・・!!
俺は震えながらおやつを食べた
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俺の補助魔法、受けてみるか?