4月10日 休憩室
扉から、人が出ていき、休憩室は、俺と髙橋の二人だけになった。ちょうど、15時を過ぎたくらいだった。
髙橋「疲れたな」
俺 「ああ、そうだな」
先輩がいない場所ということもあり、気を遣わないでいいのは俺にとってよかった。それは、髙橋も同じだろうか?
髙橋「今度飲みにでも行くか」
俺 「いいねぇ。二人で?」
髙橋「嫌か?」
真面目な顔で俺の方を見に行った。
俺 「嫌じゃねぇよ。髙橋が嫌かなって」
髙橋「そんなの思わないよ。むしろお前でよかったよ」
俺 「なんで?」
意外な反応だった。なぜ、髙橋がそう思うのか。俺にはわからなかった。
髙橋「だって、同じ年齢のやつといったら、相手のこと意識しすぎるだろ?」
俺 「それは、お前が俺のことなめてるからだろ」
思わず、ツッコンでしまった。
髙橋「そんなわけねぇよ。もし、なめてたらお前と飲みにすら行かないから」
俺 「ふーん」
何とも言えない。コイツがどう思ってるのかなんて。
髙橋「じゃあ、明日行こうぜ」
俺 「わかった」
どうせ仕事終わりなんて暇してるんだ。おもい切って、コイツに賭けることにした。
髙橋「どんな店がいい?」
俺 「まだ、高校卒業したばっかりだから、俺はどこでもいいよ」
俺は、窓から見える青空がとても綺麗に見えた。
髙橋「じゃあ、飲めない?」
俺 「俺はね。18歳だしな。髙橋は、飲んだらいいんじゃない?」
髙橋「なるほどな。どうしよっかなぁー」
スマホで店をいろいろ探しているみたいだった。
俺 「髙橋は、よく飲むのか?」
髙橋「俺は、飲むぜ」
お酒というのがどういうものなのかわからない。だから、お酒を飲んでいるイメージはつくけど、どんな味がするのだろうか?
俺 「何飲むの?」
髙橋「やっぱり、ハイボールが多いな」
ハイボール?
俺 「へぇー。ハイボールってうまいの?」
髙橋「美味しいよ」
どんな味がするのだろうか?
俺 「じゃあ、明日飲んで見よっかなー」
髙橋「だめだろ、18歳なんだから」
俺は、笑みを見せた。
俺 「じゃあ、店頼むわ」
髙橋「おっけー。じゃあ、明日仕事終わりに行こうか」
俺 「了解」
明日、どんな感じになるのか今からワクワクしていたのだった。俺たちも立ち上がり仕事部屋に戻った。




