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休日を侵食 カレンとデート?①

家庭訪問を無事に乗り越え迎えた日曜日はたして、樹は平穏に暮らせるのか

「おはようございますデス」


 朝、リビングに行くとカレンが元気な挨拶をしてきた。


「おう、おはよう。なんか元気だな」


「フフフ、今日が何の日か分かっていますデス?」


 カレンはニコニコと近づいてきて、俺を見上げてくる。


 マグロと書かれたロングTシャツ一枚な上に、ダボダボなので胸が見えてしまいそうだ。


「え? 日曜日だよな? そう言えば冴子さんは?」


 リビングに姿が見えないので、聞いてみる。


「お仕事デス。デスマーチ? がって、言ってましたデス」


 日本って怖いな……


「そうか……で、何の日なんだ?」


「連休最初の日デスよ」


 連休? あ、そうか月曜日が祝日で火曜日が創立記念で休みだったんだ。


「そうか、連休だな」


「はい、もちろんそうと決まればデスよね?」


「よし、朝食食べて、勉強だな――」


 俺の言葉に、カレンがコケる。


「大丈夫か?」


 貧血か?


「もう、なんでそうなるんデスか?」


 カレンが立ち上がって、頬を膨らませ怒ってきた。


「え? マズいのか? 俺はそのつもりだけど……」


「マズいのデス! なので、デートしましょうデス」


「はぁ? 何言ってんだよ?」


「冴子さんからチケットを貰っているので、おとなしくついてくるデス」


「何だと……」


 俺の声に反応して、リビングのテーブルを指さしてきたのでそちらに視線を向ける。


 テーブルの上には二枚の細長い紙がのっていた。


 冴子さんからなら、断りずらいな。


「朝食はもう出来上がるので、顔を洗ってくるデスよ」


 そして、このカレンの上機嫌さである。


「はぁ、しゃーなしだな」


 カレンに言われた通り、顔を洗いに行く。


 俺の休日は侵食されたようだ。


 ・・・・・・・・・・


「サムライマスター。あの映画デスね」


「ん? そうだな……次の回は、30分後か」


 俺達は最寄りのショッピングモールの、映画館に来ていた。


 デートと言っただけあってか、カレンはネービーカラーのタートルネックニットを着ていて、下は何か白いロングスカートと家の中よりもお洒落な格好をしている。


 冴子さんがくれたチケットは、毎年春にやっているアニメ映画のチケットだ。


「この作品はあまり見たことありませんが、面白いのデスか?」


 カレンが映画のポスターの前で、そう聞いてくる。


「うーん? 俺も子供のころ以来見てないんだよな……確かお尻を出して、踊ったりしてるような作品だったな」


「え? それ面白いんでしょうかデス?」


 カレンが不安そうな顔になって聞いてきた。


「毎年やってるし、人気はあると思うぞ?」


 まあ、子供向けなんだけど……何でこんな映画のチケットをくれたんだろう?


「そうデスか……まあ、見てみるデス」


 カレンも貰いもののチケットだからか、後にはひけない様子に見える。


「じゃ、チケット引き換えて、みようか」


 俺隊はチケットを引き替えて、座席に向かう。


 周りは親子ずればかりで、カップルや同年代の姿はなかった。


 ・・・・・・・・・・


「なかなかいい話だったデス」


「だな、まさかお父さんがロボットになるなんて……」


 映画を終えて、近くのファストフード店で、お茶を飲みながら感想を口にする。


「でも、一番驚いたのは冴子さんがエンドロールにでてたことデス」


「だな、まさか声優までしてるとは……」


 映画のスペシャルサンクスに、冴子さんの名前があって驚いたのだ。しかも今回の敵役で……


「そう言えば、冴子さんってどういう仕事をしているんデスか?」


 俺は飲んでいたコーラを置いて、腕を組む。


「分かんないんだよな……」


「え? 一緒に暮らしてるんデスよね?」


「まあ、詳しく聞いたこともなければ、いつも違う職場にいるんだよ」


 弾に荷物を持ってきてほしいと頼まれたが、場所が同じだったためしがない。


「謎デス……」


 カレンはそう言いながら、紅茶を飲む。


「この後はどうするんだ?」


「?」


 カレンが不思議そうに見てくる。


「デート何だろ? 夕方くらいまでなら付き合うぞ?」


 俺は遠くを見ながら、そう言う。


「……ふぇ? ほ、本当デスか? 私、お邪魔じゃないデスか」


 カレンは驚いたような声で、そう聞いてきた。


「邪魔って……ここまで来たんだから、迷惑なわけないだろう」


「あ、ありがとうごじゃります」


 カレンの方を向くと、うつむいて顔を赤くしている。


「ごじゃりますって何だよ」


「う~、噛んだだけデス。それよりも、行きますデスよ」


 善は急げと言わんばかりにカレンは立ち上がって、腕をひっぱてきた。


「慌てるなよ、これ飲み終わったらな」


 カレンは俺が飲み終わるのを、ソワソワと待ってくれるのだった。








お待たせしましたです。起き上がれましたです(笑)謎の体のだるさと頭痛で全く書けなくなってましたです(笑)一度作った世界観は、体力いります ついにカレンとデートを始めましたが、あれ? 和花は? って方ご安心くださいもう間もなく登場です ぜひ次回も遊びに来てもらえると嬉しいです

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