精肉の裏事情。
第1章 2
俺は須賀の後についていくと精肉店に着いた。
須賀は裏口に入り中に招き入れてくれた。
須賀は「上に休憩に使っている部屋があるから上がって待っててくれないか?すぐ来るから・・・。」
俺は「あゝ分かった」と言って二階に行った。部屋は普通にくつろげる所だった。
須賀が来ると肉類をテーブルに置いた。「焼肉にしようかなと思い売れ残りの肉を持ってきたから一杯食えよ」と言ったから俺は「どうやって食べるんだ」と答えた。俺はいつも召し使いが作り食べるだけだった。だからなのだろうか何だか新鮮だ。
須賀が「ホットプレートで焼くだけだが本気で言っているのか?
俺は「大丈夫だ。焼いてタレで食べるんだな」と答えた。しかし色がかわりかけてるのが大丈夫なのかと思った。それに何だか食べたとき臭い。
須賀は「肉は変色して味見ためが悪くなるが味はそんなに悪くはない、でも少し臭い・・・だからこそ食べてやらねば牛と豚に失礼かなと思う。人は見た目で判断するからな。」と言いながらビールを飲み食べた。
俺はアンデッドの肉に見えた・・・。
須賀は「いく宛がないならここで住み込みで働かないか?肉の事教えてやるよ。」
俺はいく宛がないからそれも良いかなと思った。