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短命の少女と長命の少年  作者: 朔真露兎
3/4

幕間 ~少女~

少女はさざめく波の音の中心にいた。

不思議な心のざわめきがまるで、波の音に顕れているように、波は不規則に揺れる。

少女は手を伸ばす。辺りは真っ暗だ。

伸ばした指の先が見えない。まるで肩から先が消えてしまったみたいに。

やがて少女は怖くなった。

自分がどんどん薄まっていくような感覚に捕らわれた。

喉を枯らさんばかりに叫ぶ。

助けて。ここは何処?誰か来て!

叫び声は闇に呑まれて消えた。

後には、涙の跡だけが白く残っていた。



一、二話で少年と離れてしまった少女は、果てのない暗闇で少年を待ち続けていました。

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