表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-人の欲-  作者: 幹藤 あさ
97/121

4話

「殺すのか?」


「血がよく染み込むように首を落としてから、埋めるんですよ。この子達は、紫陽花の養分となってキレイに華を咲かせるんです」


冬四郎と颯介が1歩踏み出すと、真壁はそれ以上、近寄れないようにする為か佳澄の髪の毛をつかんで顔を上に向かせた。そして、むき出しになっている首に鉈の刃を押し付けた。


「寺井っ‼」


皮膚が切れたのだろう。うっすらと血が滲み白く細い首から鎖骨に向かって流れた。そして雨と混ざり、服にしみこむ。


「湯野さんっどうしましょう…」


この状況では、下手に動く事は出来ない。少しでも動けば確実に、佳澄の首から大量の血が流れるだろう。


「宮前さんっ‼」


冬四郎も颯介も立ち尽くしていた。祐斗も何も出来ずに、成り行きを見守るしか出来ない。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ