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よろず屋-人の欲-  作者: 幹藤 あさ
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4話

大学が見えてくると、後部座席から祐斗が身を乗り出して何かを指差した。


「光ってる」


「え?」


「何か光ってるんですって」


「火事か、何かか?」


祐斗の見えている光を、冬四郎も颯介も確認する事は出来なかった。


車を停め降りると、颯介は管狐を下におろし、人形を見付けた所に向かうように言った。すると、鼻をピクピク動かし大学の方に向かって走り出した。


三人もそれを追って走り出した。


正門の隙間を管狐は、するっとくぐって入って行ってしまった。


「やっぱり、中なんですよ‼宮前さん‼」


「…正面には警備室がある、それ以外で入り込める所は?」


雨に濡れて邪魔になってきた前髪を冬四郎は、かき上げながら溜め息を吐いた。


「これで、むつ達が見付からなかったら…俺はヤバい事になるな」


「大丈夫ですよ」


颯介は笑顔だった。だが目は笑っていない、どこか小バカにした様な楽しんでいる様な目だった。






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