表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-人の欲-  作者: 幹藤 あさ
76/121

4話

少しばかり血のついた口元を舐め、管狐は音もなく床に飛び降りた。そして、鼻を動かしながら、階段を降りて行きすぐに見えなくなった。


「大丈夫ですか?」


手をさする冬四郎に、人の悪いような笑みを浮かべたまま颯介が言った。


「噛まれた程度で済んで良かったですよ。こんな所で死なれたら、むっちゃんに何を言われるか」


「地味な嫌がらせですか?」


冬四郎は舌打ちをして、颯介を睨んだが、素知らぬ顔をされてしまった。


戻ってきた警備員と祐斗が、しかめっ面の冬四郎とにやにやする颯介を遠目に見ながら、階段を降り始めた。


そして、順に泊まり込みをする研究室の教授達に声をかけて行った。泊まり込みをする教授は、そんなに多くないからかすぐに話も終えた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ