表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-人の欲-  作者: 幹藤 あさ
70/121

4話

鍵のかけられていた部屋も開けて、中を確認してまた鍵をかける。その繰り返しばかりで、特に成果もなく冬四郎の顔に焦りが見えてきた。


「残るは教授棟ですね」


警備員が、ちらっと冬四郎の方を見た。まだ付いてくる気か、というような顔をしていた。


教授棟だけは、他の棟から切り離されたように建っていた。行くには1度、外に出なければならない。


警備員に続いて三人も外に出た。埃のような匂いがして、ぽつりぽつりと雨が降りだしていた。


「むっちゃん、どこに行っちゃったんでしょうね…何も無ければ帰らなきゃいけない、どうしますか?」


冬四郎の隣を歩く颯介にもこれ以上の手立てが浮かばないようだった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ