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よろず屋-人の欲-  作者: 幹藤 あさ
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3話

「わりぃな、それは分かんねぇや。俺が見たのは下でタバコ吸ってる時に、階段を上がってくとこだけでさ」


「迷子なら携帯にかけてみれば?」


「掛けたんですけど、出ないんですよ」


祐斗が本当に困ってると分かったのか、先輩達は見かけたら引き留めて連絡してやると約束してくれた。


「ただの迷子だといいけどな」


「どういう意味ですか?」


「だってさ、噂あるじゃん?学祭で消える女の子の噂」


「あーでもアレって学生限定なんじゃねぇの?」


「そうなのか?」


どうやら噂は、多くの学生に知られているようだった。


「だってほら、学祭だし?」


「………」


「おい‼谷代はその先輩の事心配してんだろ、余計な事言うなよ。研究発表に気をとられて携帯にも気付かないんだろ」


他の先輩のフォローも虚しく、祐斗はうなだれた様子だった。



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