表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-人の欲-  作者: 幹藤 あさ
29/121

2話

研究発表の部屋から出て、気分を変えようと祐斗は、軽音部のやっている喫茶店に誘った。二つある食堂のうち小さい方を使ってやっていると言うので、ゆっくり座って休めそうだ。


「わーふつーだ」


むつの感想の通り普通の食堂で、20人も入れるかどうかの広さだった。少しばかり軽音部らしいというか、アンプやギター、ロックバンドのポスターが貼られている程度だった。


「こっちまで手回らなくて。…で、何飲みます?飲食系は、わりと力入れてやってますんで、大丈夫です」


祐斗は、言い訳のようにそう言うとメニューを差し出した。


「わたしアイスティーとアップルパイ」


「じゃあ俺はアイスコーヒーで」


「わかりました」


メニューを下げ、祐斗はキッチンに入っていく。その後ろ姿をむつは、にこにこと見送っていた。


「楽しそうだな」


「ん?うん。何か良いなーって」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ