↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドラゴンズ&ドラゴン  作者: H氏
ハイドル霊廟怪異編
25/39

俺、やっばり情けない

 此《こ》のサイトの運営からいつの間にか未完で6ヶ月更新されて無いと記入されていた、評価設定に読者が作品に直《す》ぐに評価出来る良《い》いねボタンも無いくせに作者がサボル事に対する監視は厳《きび》しい。


 だいたい此《こ》の作品を私が更新出来ないのは私の責任では無い、作者であるレイ氏から連絡メールが来ないからだ。


 私は、此《こ》の作品はフィクションでは無いと思っている。


 此《こ》の作品は、今は亡き友、死んだはずのレイ氏(生前はY氏)が私に時々(ときどき)送って来る、彼がオンラインゲームD&DON(ダドオン)に似た世界で生きているであろう、彼の真偽不明《しんぎふめい》の体験談を私が再構成して此《こ》のサイトに掲載《けいさい》している。


 彼は死んだ、誰かのイタズラなら手が込みすぎているし、作品の主人公であるレイ氏の性格は生前の我が友その者だ。


 だから私は、彼の手記はノンフィクションだと考えている。


 勿論《もちろん》、彼はエロいから此《こ》のサイトに掲載出来ない部分は私が意図的にカットしている。


 そんなレイ氏から久々(ひさびさ)にメールが来た。


 其処《そこ》にはあの有名な『ゲーム機PD4接続不可バグ事件』の真相と、


 そして、彼の手記には、全てのD&DON(ダドオン)ユーザーとD&DON(ダドオン)の開発と運営の方々に対しての感謝の言葉の記載があった。 


 これは、彼の遺言なのだろうか、それとも真実なのだろうか、その判断はこの手記を呼んだ方々にゆだねる事に、再び私は決心をした。




 以下は、彼の手記となる。





 よぉ、Hs氏(ちょっと分けあって改名)元気にしているかい、俺は相変わらず元気だ、まぁ、色々あって連絡が遅れたが、一段落したので君にメールを送る事にした。


 其《それ》は今から二年前のあの『魔蒼島』(まっさおとう)の事件が終った一年後の事だ、君も知っているようにD&DON(ダドオン)の最初の冒険の場所はラストニアのハイドル平原だ、その平原の南側には初心者が最初に挑戦するダンジョン、『ハイドル霊廟(れいびょう)』がある。


 でっ、此方《こっち》の世界にもちゃんと同じように『ハイドル霊廟(れいびょう)』は有った、俺とマリーのレベルがまだ45位の時はたまに暇潰しで其処《そこ》に行ったりしたけど、俺達のレベルが50を越えたあたりからは、雑魚モンスターしかいないのでさっぱり行かなくなった。


 君も知っているように俺は魔物や冒険者の強さをレベルの概念《がいねん》で知る事が出来る、だから『ハイドル霊廟(れいびょう)』に出て来る魔物《モンスター》のレベルが18から30前後だと言う事も知っていた。


 処《ところ》が最近、『ハイドル霊廟(れいびょう)』の最深部で新たなダンジョンが発見され、そのダンジョンは俺より若干強い冒険者なら攻略出来ると分かり、冒険者の間では大騒ぎになった。


 当時の俺のレベルが50だったから、新しく『ハイドル霊廟(れいびょう)』に出来たダンジョンの魔物のレベルはたぶん55前後だと思う。


 そしてもっとも話題になったのが『ハイドル霊廟(れいびょう)』の魔物から紅い魔石が取れるようになった事だ。


 此《こ》の紅い魔石は『渦霊《かれい》の宝石』と呼ばれ、魔石に含まれる僅かな霊力が防具や武器の強化に使えると分かり、ハイドルに居る初級や中堅の冒険者がこぞって『ハイドル霊廟(れいびょう)』に行くようになった。


 此《これ》が世に言うラストニアの『ハイドル霊廟(れいびょう)祭(まつ)り』だ。


 その人気に肖《あやか》り、俺もマリー、メリーも『ハイドル霊廟(れいびょう)』に久し振りに行ってみようと言う事になった。


 『ハイドル霊廟(れいびょう)』は巨大な天井までの高さ六メータの地下洞窟を石で補強して両側に壁をくり貫いた、幅三メータ、高さ一メータ、奥行き一メータの石櫃《せきひつ》が三層に配置されている回廊が長く続き、そして所々《ところどころ》に高さが二倍あり、壁には沢山の石櫃《せきひつ》がある巨大なホールや、儀式に使われた祭壇の間がある。


 照明は溢《あふ》れかえる魔素を利用したランプが十メータ間隔で配置されているから完全な暗闇では無いが、此処《ここ》を冒険するには薄暗いのでランプは必需品だった。


 此処《ここ》は今は失われたエルフの一族の墓所だったのだが、彼等が『白龍《はくりゅう》』様の加護を失った時、『ハイドル霊廟(れいびょう)』はアンテッド、スケルトンが徘徊《はいかい》する死者の国になった。


 最下層のモンスターは俺のレベルと同等か少し上と予想して、役割《ロール》は、マリーが攻撃役のウォリア、メリーは引き付け役の錬金術師《アルケミスト》、俺は回復役のエレメントアーチャの構成で最下層に挑んだ。


 処《ところ》が、最下層のモンスターは予想よりレベルが高く60は越えていた、マリーさんやメリーさんは大丈夫だが、問題は最弱な俺、


 俺が回復魔矢を使うと注目《ヘイト》が俺に集まり、スケルトンソーサラの攻撃魔法が俺に集中して状態異常の嵐!


 俺は燃やされたり、凍らされたり、感電したり、自分では自分の事が治せないので高価な万能薬を幾つも使い、


 持ってきた薬も底付き、


 こりゃ、無理だと俺が思った時、


 奴が現れた!


 ラスボス、『死せる大司祭、ワイト』


 空中に漂うその姿はスケルトンになっても威風堂々としていて、もはやボロボロの法衣ですら、暗黒の神々(こうごう)しさを漂わせていた。


 俺は見とれたね。


 だってそうだろ、ゲームのスクリーンにしかいない架空のモンスターだぜ!


 現実に俺の目の前にいる!


「気を付けて!レイ!」、マリーが怒鳴る!


 えっ!しまった!俺の足元に奴が唱える魔法陣が浮かび上がり!


 メリーの叫び声が聞こえた瞬間!


 マリーがウォリアのカスタムスキル、『天衝刃《てんしょうざん》』で奴を貫いて奴が消えた瞬間!


 ズドン!ズドン!ズドン!ズドン!


 俺は巨大な氷柱《ひょうちゅう》に貫かれ!


 グワッ!


 俺の命のゲージは半分になり!


 俺は氷漬けの状態異常になった!


 二人が急いで俺の下に駆け寄って来る!


 マリーが、「早く万能薬を!」と叫び、


 メリーが、「無理!薬はもう無い!」と答え、


「じゃ!直《す》ぐに転移で神殿にって、!」


 マリー!そりゃ無理だ!ビショツプの彼女達では冒険者じゃないから転移は出来ない、


「・・・ちょっとメリー!貴方《あなた》一体何をしているの?何でご主人様のパンツを下ろしてるの!」


 えっ?俺のパンツ?俺は氷漬けで体が動かせないから、しゃがんでいるメリーが見えない。


「モゴモゴ・・ご主人様の・・ペロペロ・・Hパワーに賭ける!」


 えええええええええっ!


 俺にそんなパワーあんの?


 あった!


 俺の命のバーはレッドゾーン直前で止まり、状態異常も少しずつ回復に向かった。


 マリーが羨ましそうに、「ねぇ、メリー、凍った彼処《あそこ》ってどんな味がするの?」


 メリーは口に頬張りながら、「モゴモゴ、うん、アイスキャンディかな、結構、甘くて美味しいよ、ペロペロ。」


 えええええええっ!俺のって甘いの?


「あのぅ、」、マリーがもじもじしながら、


「ちょっと味見させてくれないかなぁ。」とおねだり。


「うん、良《い》いよ、一緒にペロペロしよ、マリー。」


 うわあああああああああああああ!!!


 マリーさんの超絶テクニック、神の舌使いが加わって、俺の命のバーがみるみる回復し、更に体力も満タン!


 復活した俺は勢いに任せて二人に飛び付き、


 俺達は十八禁の世界に入って行った!


 何やってんだかなぁ、俺。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。