第35話 閑話 邪神様の聖女生活
あと、2回くらい閑話です
--------ローズ視点----------
最近光姫がいい子になっている。
どうしたんだろう?
「ダグおじいちゃん、肩をもんであげるのです」
例えばダグラス様の肩をもんだり
「お給仕手伝うのです」
例えば食事の用意を手伝ったり。
「作物が育ってないのです?じゃあ、ぴかーっとしちゃうのです」
飢饉になりそうな村に寄れば聖女の力で作物を急激に育てたり
…そんなことできたんだ
「はい、ローズおねえちゃん、ハーブティなのです。長時間のパソコンは良くないのです」
パソコンで調べ物をしている私にハーブティを持ってきたり
…お姉ちゃん?違和感を感じたけど気のせいかな。
と、このようにとてもいい子になっている。
まあ、いい子になっている分には問題ないからいいかな
--------リンちゃん視点----------
最近ミツキお姉ちゃんがとても優しいです。
ミツキお姉ちゃんがお菓子を食べているなあと見ていたら。
「これはう○い棒なのです。食べたいのですか?あげるのです。」
といって、お菓子をくれます。
「一緒にレースゲームで遊ぶのです!」
ゲームも一緒に遊んでくれます。
「プリンなのです!皆で食べるのです!」
デザートまで用意してくれます。
あれ?ミツキお姉ちゃんってもっとケチ…もとい節約家だったような?
…気のせいですね、きっと。
--------王子視点----------
私は奇跡を見ていた
そう、あれは2日前の村での出来事だ。
王都は例外的に水害が起きていたが
王国全体としては日照りが続き、水不足の地域が多くなっていた。
立ち寄った多くの村も、水不足であり
ミツキ様のマジックハウスから無限に出てくる水は
多くの地での助けとなっていた。
しかし、立ち寄った村に水を分けても一時的な解決にしか過ぎない。
それを、ミツキ様が解決したのだ。
「水がないのです?それじゃ、ここを掘ってみるのです」
村の者は半信半疑ながらも聖女様の言うことならばと地面を掘り始めた。
一刻ほどたったときだろうか、なんと地面から水が湧き出してきたのだ。
「次はここを掘るのです」
ミツキ様の言うとおりに穴を掘っていくと、水が湧き出してくる。
飢饉の村に寄れば、祈りで作物を育たせ
「これを植えるといいのです、でも連続して作ってはいけないのです、間にカブでも混ぜるのです」
ジャガイモというらしい…見たことのない食べ物だ。
小麦の3倍近くの収穫になるらしい
そんな奇跡の作物を配っていた。
また、病気の者がいれば
「ぴかー、なのです」
その病気を一瞬で治してしまった。
「この病気になるのは衛生状態が悪いのです、浄化の魔法を教えてあげるのです、そこの子が使えるようになるのです」
1人の子供を選ぶとわずか1日で魔法を教えてしまった。
魔獣の被害が大きいと聞くと
「このボクを敵に回すとはいい度胸なのです!」
魔獣はミツキ様の姿を見ただけで平伏し、おとなしくなっていた。
えさをあげれば言うことを聞いてくれるそうだ。
あげなければ山に帰るとのこと。
今では村の防衛に使われている。
このように立ち寄った村全てを救っていた。
そして、ミツキ様は奇跡の聖女と崇められるようになったのだ。
邪神様はまったくなりきるつもりなんてない件。




