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聖女様は貧乏性  作者: ぶらっくたいがー
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第32話 この聖女はつかえない

会話文がすごく多くなってしまった

放置してるとどっちもボケてくるから

「やっぱり夏には冷たいカキ氷なのです」

「うさ」

「ちなみにボクはイチゴミルクが好きなのです。」

「うさうさ」

「うさたんは、ブルーハワイが好きなのです。」

「うさ!」


邪神様達はカキ氷を食べていた。

夏にカキ氷はいいよね、私も食べたいな。


「みつきおねえちゃんの好きなあじはきっとメロンなのです」

「え?何で知ってるの?」

「けちなみつきおねえちゃんなら、たかそうなメロンあじがすきそうだとおもったのです」


あってるけど、その推測の仕方はいかがなものかと思う。


「なので、はいなのです、みつきおねえちゃんのぶんなのです」

「あ、うん、ありがとー」


とりあえずカキ氷を貰ったので食べてみる。


「何これすごくおいしい」


氷自体がふわっとしていて、冷凍庫特有の臭みとかもまったく無く

純粋に甘いシロップをまとった氷が舌の上で融けていく感じ。


「とーぜんなのです、天然水をしようした氷で、業務用カキ氷機をつかってつくったのです

 かていようれいぞうこの氷で作った手抜きカキ氷とは違うのです!」

「うさ!」

「何その無駄なこだわり…」


食べさせてもらっている側としてはいいことだけどね


「そういえば、みつきおねえちゃん、ボクのいらいのしんちょくじょうきょうはどうなのですか?」

「順調だよ、ちゃんと各地を回って浄化をしてるよ」


我ながらよく頑張ってると思う

ずっと家の中にいただけだけど


「ちがうのです」

「え?違うの?私が聖女になって世界を救うんじゃないの?」

「そのネタはまえにやったのです」


え?ほんとに何?


「もしかして、わすれてるのですか?」

「え、ううん、そんなことないよ、覚えてるよ」

「じー、なのです」


邪神様が私を見つめてくる

うう、ほんとになんだっけ?


「…ごめんなさい、忘れました」

「…みつきおねえちゃんはおばかなのです」


馬鹿って言う方が馬鹿なんだよ!


「召喚陣をつぶしてきてほしいというはなしなのです。」

「ああ。そういえばそんなこと言ってたね」

「…」

「ごめんなさい、私が悪かったです」

「で、しんちょくはどうなのですか?」

「なにもやってません」


正直に答えておく。


「だめなのです、このせいじょ、つかえないのです!」

「うさ~」

「使えないっていわれた!?」

「じじつなのです」

「うさ」


うう、反論できない。


「まあ、いいのです、きょうから一週間もどるということでいいのですか?」

「うん、それでおねがいー」

「わかったのです、てつづきをしておくのです」


手続きって何?


「そういえば、気になってたことがあるんだけど」

「なんなのですか?」「うさ?」

「私がいない間って、向こうの世界ってどうなるの?」

「それはだいじょうぶなのです、ボクがかわりをしておくのです。」


代わり…?嫌な予感しかしない。


「えっと、どうやって?」

「これをつかうのです」


そういうと、邪神様はごそごそとなにかを取り出した。


「じゃんじゃーん、へんしんべるとー、なのです」

「うさー」

「魔法のステッキじゃないんだ」


邪神様は風車の付いたベルトを取り出してきた。


「これをつけて、へんしん!なのです!」

「うさ!」


変身ポーズを取った邪神様が光り輝く、

なぜかうさたんも一緒にポーズをとっている。

そして、光が収まるとそこには私の姿があった。


「これでだいじょうぶなのです!」

「うさ!」

「ものすごく心配何だけど!?」

「しんぱいしなくていいのです、こんなこともあろうかと、

 うさたんといっしょにれんしゅうしてたのです」

「うさ!」

「練習って何…?」


なにしてたの?ほんとになにをしてたの?


「せいじょさまごっこなのです!」

「うさ!」

「なにしてるの!?」

「うさたん、今こそれんしゅうのせいかをみせるときなのです」

「うさ!」


やめて、突込みが追いつかないよ


「我はミツキであってミツキではない、なのです!」

「うさ!」

「山をこわしたのは私じゃなくてあいつ、なのです!」

「うさ!」

「私は金が大好き、なのです!」

「うさ!」

「王都のすいがいは、女神の化身たる私がおさめました。なのです!」

「うさ!」

「ようじょが、ないてあやまってもゆるさない。なのです!」

「うさ!」

「私が女神で、輝夜が天使!なのです!」

「うさ!」

「愚民共よ、たすけてほしければ金をよこせ、なのです!」

「うさ!」

「ちょっとまって、最後のは違うから!?」


うう、でも他のは心当たりがあるような…


「ねぇ、うさたん」

「うさ?」

「よく考えると、ボクはこんなひどい人に一週間もなりきらないといけないのですか?」

「うさうさ」

「こころが…おれるのです」

「私の心のほうが折れてるよ!?」

「こころやさしいボクにはむりなのです…」

「邪神様のなにが心優しいのかな!?」


邪神様はほんとに口が悪い。


「ということなので、あんしんしてもどるといいのです」

「うさうさー」

「今のやり取りのどこに安心できる要素があったの!?」

「じゃあ、かえらなくていいのですよ?」

「あ、帰らせていただきます」


うん、気にせず帰ろう、嫌な予感しかしないけど


「ところで、みつきおねえちゃん、そのせなかのばっぐにつめているものはなんなのですか?」

「なにって、金塊だよ!」

「ぼっしゅうするのです」

「え?まって、なんで、どうして!?」

「あたりまえなのです!いいですか、きゅうりょうというものははたらいてこそえられるものなのです」

「うさ」


うん、そうだね


「みつきおねえちゃんは、はたらいていたのですか?」

「えっと、ずっと家の中にいました…」

「はたらかないでおかねだけもらうことを、きゅうりょうどろぼうというのです」

「はい…」

「それにこれはこくみんのけつぜいからだされているのです」

「そうですね」

「つまり、いまのみつきおねえちゃんは、むのうなせいじかどもとおなじなのです!」

「うう…」

「みつきおねえちゃんは、このきんかいをもらうしかくがあるとおもうのですか?」


邪神様が心をえぐってくる…


「でも、この金塊は私のものだもん!貰ったんだもん!」

「かぐやちゃんにいってあげるのです、みつきおねえちゃんはどろぼーだって」

「…それはやめて」

「じゃあ、そのきんかいをこちらにわたすのです」

「はい…」


私の諭吉様が…

邪神様が邪神だった…

こうして、私の4000万円は露と消え、地球に戻ることになったのでした。

戻ってきたときに、嫌な予感しかしないけどね!



「ところでうさたん」

「うさ?」

「どうして、みつきおねえちゃんは、じぶんが浄化をしていると勘違いしているのですか?」

「うさー」

「みつきおねえちゃんは、浄化なんてしていないのです、みつきおねえちゃんがしているのは…」

わーい、地味にブックマーク増えてきたー

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