表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
teatro部?  作者: 鈴木夢眠
9/42

4月 九話

そして、放課後。とりあえず、志麻子は部室に向かった。

志麻子「こんにちはー」

羽島「おー、志麻子ちゃん、こんにちは。あー、そういや、今日部長、帰ってしまったのだけど、理由とか聞いてる?」

志麻子「大体、聞いています。大切なことのようですね」

羽島「そうか。知っているなら説明が省けて、助かるですー。今日は、直子先輩と白崎は、クラスの用事で遅れるそうですっ」

志麻子「そうですか。暇ですね」

羽島「そうだねー」

志麻子「あのー、羽島先輩、エミーリア先輩について知りたいことがあるのですが、よろしいでしょうか?」

羽島「僕の答えられる範囲内なら、大丈夫だよー」

志麻子「ありがとうございます。エミーリア先輩の、エミーリアは、本名なんでしょうか? 明らかに嘘くさいですし、それは通称かなって」

羽島「あぁ、本名は別にあるよ。だけど、部長を本名で呼ぶと、とても怒ってくるからやめたほうがよいね。そりゃ、演劇の関係者とかは、本名で呼ぶ人もいるけど、顔がめちゃくちゃ怖くなってるし。極力、通称で呼んであげて。なんか、大切な人にしか、本名で呼ばれたくないんだってね。あー、これは知らないことにしておいてね」

志麻子「そうなんですか。それは、今日の用事の相手に関係がありますか?」

羽島「関係あるみたいだね。僕も、詳しいことは知らないけど。その人との間に何があったかは分からない」

志麻子「ありがとうございます」


がらがらっ、ドアが開いた。

直子「遅れてすみませんっ、あー、今日はエミーリアいないのか。」

白崎「遅れてすみません」

直子「これで、とりあえず全員揃ったのか。そうそう、今日はとりあえず、部長からの伝言では、志麻子ちゃんに、基礎練習を教えといて、と頼まれたのです。とりあえず、うちの部活のいつものメニューをみんなでやってみますか」

羽島「了解ですっ」

白崎「了解」

志麻子「えーっと……。はいっ」


直子「まずは、5kmのランニング、その後、発声練習。そして、軽いストレッチ。それをしてから、会議をしたりしているのです」

志麻子「体力には、自信のある方ですが、結構大変そうですね」

直子「とりあえず、喋ってないで、始めるよーっ」

一同「おーっ」


一通りのメニューが終了した。

直子「皆様、お疲れ様でした」

志麻子「ひーっ、大変でした。ここから、会議とは中々ですね」

直子「とりあえず、夏大会に向けての、演目の相談をしておいてって言われた。あー、エミーリアが適当すぎるのだよー。いきなり言われても、志麻子ちゃんとか分からないだろうし」

羽島「とりあえず、今までの大会をまとめた、映像でも見ますかー?」

直子「それは恥ずかしいから辞めてほしいが、説明の手間が省けるしな……仕方がない、見ますか」


次回「過去の演目」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ