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プロローグ1

 僕は人族。名前はハヤト。職業は錬金術師。

 実はわけあってファンタジーな世界へ転移した一番最初の人間だそうだ。

 転生するとき、神様が能天気すぎていろいろと大変だったけれど、何とかこの世界に降り立てた。

 自分の固有技能(ユニークスキル)は、武器創造(ツールコレクト)。好きな素材の好きな形の好きなタイプの武器を、魔力結晶を使って、一時的に作り出す技能(スキル)だ。

 現在、錬金台の上で聖水を作成中。これからのハチャメチャな人生を見てほしい。




「おけ~い。こっち2個できたよ~」

僕は隣のバイト君に瓶を手渡す。

「聖水を一気に瓶二個分作ってしまうなんて...やっぱりハヤトさんはすごいですね」

「いやいや、神さ......何でもない」

「?」

危ない危ない。転生者だってことがばれちゃうところだったよ。

 ちなみに、このバイト君の名前はレイン。名前の通り優しい男の子だ。

 よし、これでおしまい。僕は仕事場を片付けて、最近行っていなかった冒険者ギルドへ手ごろな依頼がないか探しに来た。

「お★なんかいいのがあるぞ。」

大角兎(ビックホーンラビット)12匹討伐。肝心の報酬は銀貨7枚。


 僕はその張り紙をベリッとはがし、受付のマッチョなお兄さんに持って行った。

「この依頼って今受け付けられていますか?」

「おう、受けるか?」

「はい」

「なら少し気を付けておけ。この森には最近でかい魔獣が住み着いているらしいからな。」

「分かりました。パーティーを組んで挑んできます!」

「おう、がんばれよ」

いい情報を仕入れた。この依頼はいつもの仲間と組んでこよう。


                     ★★★


 現在、南の森に来ている。

 パーティーメンバーは、いつもの三人。

 魔法が得意な先ほどのレイン君。

 罠をかけるのが得意で、少し体術もできるナインさん。

 そして、錬金術ができる、攻撃重視の僕だ。

「よーし、まずは周りの探索から始めよう」

そこで早速、レイン君が25匹の大角兎(ビックホーンラビット)を見つけた。

「今日は幸先がいいね。このまま必要な分だけ狩ろう」

「全ては狩らないんですか?」

「必要以上に狩ると、武器の損傷が激しくなるからね。いつもの作戦でいこう!」

僕が群れの後ろに回り込む。そして大声で脅かして、そのまま仲間の方向に誘導する。

 以外にあっさり狩れて、すぐに剥ぎ取りも終わったのでそのまま帰ろうとしたところ、

「うわああああああ!!!!」

受付のおっちゃんにもらった情報の魔獣に、しっかりと目をあわせてしまった。

 これ、どうかならんかな。

 その大型の魔獣は、()()という雷の特徴をもった、全長12mぐらいの大きい熊だ。

「はやくにげn」

「だめ」

「なんd」

「逃げられないから」

「え〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰!!!!!!!??????????」

どーしよっかな~。実はこれ、素早さと雷に気を付ければすぐ倒せちゃう見た目だけのやつなのよ。

「じゃあ、二人で倒してみて。雷と素早さに気を付けて!」

「なんで!?」

「すぐに倒せるからやってみて」

「むむむむむむりむり無理無理無理m」

しょうがないな~

「じゃあ、僕がやるからみてて。」

「いやd」

「いってきまーす」

後ろから悲鳴が聞こえたが無視した。

 そして、雷熊の横に空間魔法で移動し、刀を生成して、雷熊の固い皮を切り裂く。

その死骸をひょいっと持ち上げて、二人のところに戻ったが、怖すぎて逃げてしまったようだ。

 風魔法の探査(ソナー)で二人の位置を把握し、そこにいった。

「ほら、採れた」

「凄い...」

「君達でも多分狩れるよ」

そんな話をしているとき、後ろにいた(気付いていだが放っておいたのが運の尽きだった)人間(盗賊?)が襲ってきた。

「あ」

そんな声を漏らして、二人の腕が宙を飛ぶ。

「いやああああああ!!!!!!!」

「っ!」

僕は斧槍(ハルバード)

 を生成し、盗賊(?)に向かって振り回す。

「どっ、せえええい!!」

と掛け声をあげ、盗賊(?)の長らしきものが斧を振り下ろす。

——何も感じない。

それなのに体から力が抜けていく。

——視界が落ちる。

そして—————

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