サラリーマン、街に着く。
ブックマーク頂いた3名の方、「いいね」「評価ポイント」を付けて下さった方、ありがとうございます。
「どうせ最初は読む人も居ないし、ゆっくりと一ヶ月書いたぐらいの量になれば読んでくれる人も出て来るだろう」とか思ってましたが、既に読んでくれてる人が居ると思うと筆も進むものですね。
地道に更新していきますので、お暇な時間にでもどうぞ。
いや、暇じゃない時ですら時間を作って読みたくなる!って小説になるのが一番いいんですけどね、ええ。
ようやくアスツールの街に着いたようだ。
万里の長城みたいな石造りの長い城壁(街壁?)が続いている。すげぇな。
入口でガストンさんが衛兵と話してお金を渡し、待つこと5分。
衛兵が詰所の奥から持って来たドッグタグみたいなプレートの付いたネックレスを持って来た。
ガストンさんはそれを受け取ると、そのまま俺に手渡した。
『市民タグです。まあ、「街に入る税金を払いましたよ」という証明みたいなものですな。名前と日付が刻印されており、1年はこのタグで出入り出来ます。』
『これ、ずっと付けていた方がいい物ですか?』
『いえいえ、街に出入りするときに見せるだけですので、街中を歩く際は必要ないですよ。ただ、他人の市民タグで出入りするのは犯罪となりますので気を付けて下さい。』
まあ、脱税だもんな。
『いくらだったのか分かりませんが、払ってもらってすみません…。服の代金か給料から天引きしておいて下さいね。』
『はっはっは、構いませんよ。これぐらい。』
社長ぉ、アンタ器がでけぇぜ。いくらかホントに分からんけど。
『ところで、とりあえず昼食を取ろうと思いますがヤマダさんもいかがですかな?』
そういや昨日?の昼飯から何も食ってねぇや…。
時計を見ると2時。多分深夜2時だろうから、最後の飯から13時間ぐらい経ってんのか。
最後の日本食は会社近くの定食屋のから揚げ定食、お値段680円でござった。
『お願いします。仕事終わりに落ちて来たもので、かれこれ半日近く何も食べてないんですよね。』
『ではすぐに商会に向かって馬車を置いたら食べに行きましょうか。』
商会に向かいつつ、街並みを眺める。
異世界とはいうものの、意外と違和感のある建物は少なかった。
基本的に家は木造みたいだ。たまに石造りの家もあったが高いんだろうな。
ただ、街中を歩く人は異世界って感じだ。
ガストンさんは茶髪だったが、緑・水色・赤・白とカラフルな髪の人が多いこと多いこと。
あと、大剣を背負ってる人なんかも居た。あんな重そうなのホントに振れんのかよ、腕はムッキムキだけども。
キョロキョロしていると、馬車が止まる。
『着きましたよ。ここがスミナ商会の本部です。』
デカい建物だった。近所のスーパーぐらいあるぞこれ。
『えっ、デカっ!?』
『ははは、まあ商品倉庫が大半ですがね。』
話していると、異世界語を話しながら青年がガストンさんに駆け寄って来る。
商会員だろうから「社長!お帰りなさいませ!」って感じだろうか。
今更だけど指輪を使って会話しているときって、はたから見ると無言で見つめ合っている様に見えるだろうな。なんか恥ずかしいな。
『さて、馬車も預けましたので昼食を食べに行きましょうか』
わーい、ごはんだー。




