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サラリーマン、異世界で働く。  作者: 雨崎 王助
漫遊編
48/123

サラリーマン、ムドラを想う。

公演が終わり、少し多めのお金を箱へと投げ入れると、レイナさんと2人で広場を後にした。


「角に、魔素を扱う術か。詳しく調べるまでも無く、俺とは全然違う世界から落ちた人みたいだね。」

ムドラはきっと元の世界でも獣を狩っていたんだろうな。


「ハヤトさんの世界の人には、そういった不思議な力は無いのですか?」

「無いね。前にも言ったけど、俺の世界には魔素だって無かったんだ。扱える人が1人も居なかっただけかもしれないけれど。でも、道具が凄く発展していたから、色々と便利だったよ。」

「前に話を聞いた、遠くの光景を見る道具とか、凄いですよね。」

テレビの事だろう。

「まあ、そうなんだけど、俺の世界の人は道具が無いと何も出来ないから困っちゃうよね。」


「それは違います。知識があったからスミナ商会で働けたし、道具を知っていたからデンタクが作れたし、魔素が無い世界から来たから私でも良いと言ってくれました。私にとってはロナウに落ちたのがムドラさんではなく、ハヤトさんで良かったです。」

そう言われると照れるな。


でも、確かにそうだ。

俺は周りの人にとってちょっと良い事が出来れば、それで十分だ。

一介のサラリーマンが、ムドラの様に大それた事が出来なくてもいいだろう。


「まあ、俺はレイナさんがそう言ってくれるだけで十分さ。しっかし、俺は最初からヒタギ石の指輪も借りれたし、見た目もこっちの人とあまり変わらなかったから良いけど、ムドラは大変だったろうね…。肉目当てとは言え、世話してくれたネアにコロッと惚れちゃう気持ちも分かるかな。」


「私も、分かりますよ。ハヤトさんが助けてくれましたから…。」

「あ、うん…。そう直球で言われると、なんか照れるね。」

「お酒のときのお返しです。恥ずかしかったんですから。」

なんとも可愛らしい仕返しだった。

レイナさんも顔が赤いし、諸刃の剣だったのではなかろうか。


「前のお酒も残ってるし、今日もちょっと飲もうか。」

「ちょっとだけですよ?」

いいのか。お酒は好きなんだな。


その日は結局1時間で酔ってふにゃふにゃになったレイナさんと宿でイチャイチャして過ごした。

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