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サラリーマン、異世界で働く。  作者: 雨崎 王助
漫遊編
40/123

サラリーマン、新婚生活を楽しむ。

朝、目が覚めると既にキッチンから良い匂いがしていた。


「おはようレイナさ…」

キッチンに居たのはカインだった。

あれ、俺昨日は向こうの家で寝た?違うよね?

「おはよう、ヤマダ。昨日買い物も行ってないと言っていたから、朝飯持って来たぞ。」

面倒見良すぎぃ!ありがてぇ。


レイナさんも手伝っていた様で、キッチンの奥から顔を出した。

「あ、ハヤトさんおはようございます。カインさんが朝ご飯を持って来てくれて…。今日の朝は保存食ぐらいしか無かったので、ありがたく貰っちゃいました。」

「じゃあ、俺も朝飯食うから戻るぞ。」

「あ、うん。本当にありがとね。」


ちなみに、べナとイルはまだ寝ていた。

昨日の引越しも疲れただろうし、まだ2人は育ち盛りだ。

ゆっくり寝かせてやろう。


ということで2人で仲良く朝食を食べると、俺はレイナさんに見送られて仕事へ向かった。

何かいいなぁ、こういうの。


ちなみにレイナさんは素材屋での仕事が午後からなので、午前中はべナとイルを連れて食料品や生活用品を買いに行くとの事だった。


職場でレジーナさんとエルクに挨拶すると、早速仕事に取り掛かった訳だが、″レジ″が2台導入されていた。

ガストンさんは約束通り3台入れてくれたらしいが、レジーナさんはマイそろばん的な石の方が早い様で1台返却したらしい。まあ、そろばんの熟練者はそっちのが早いわな。

エルクはレジを使った方が早いみたいで喜んで使ってくれていたので良かった。


仕事のやり方は案外忘れていないもので、特に何事もなく仕事を終えた。


「ヤマダ、今日は復帰初日だから朝からこっちで仕事するって言ってたけど、明日からは午前の言葉の勉強はどうするんだ?」

そうだ、その件をエルクと話そうと思っていたのに忘れていた。

「どうせあと少しで約束の半年だったし、もう終わりでもいいかなと思うんだけど、どうかな?俺もある程度は普通に喋れる様になったし、分からない言葉があれば自分で意味を聞いたりはできるからさ。」

「別にいいと思うぜ。レジーナさん、それでいいか?」

「構わないよ。こんだけ喋れてるんだ、問題無いだろうさ。」

ということで、語学研修も終わりフルタイム勤務となった。


家に帰るとべナとイルが作ったご飯を4人で食べる。

レイナさんも午後勤務なので夕飯は2人が担当し、朝食と昼食はレイナさんとなった。

俺は翌日から弁当を作って貰えるらしい。愛妻弁当か、すげぇぜ。


夕飯を食べると4人で一家団欒をして、お子様2人が眠りにつくとレイナさんと部屋でイチャついた。


結婚生活、中々良いじゃないか。

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