サラリーマン、街へ向かう。
本日は3話目までの投稿です。
ある程度までの話の構想はあるので、時間があるときにそれに肉付けしつつチマチマと投稿していこうかと思います。
1話1000文字ぐらいのボリュームで週に7話ぐらい投稿できたらいいなぁ。
3話目を投稿しようとしたら、既に2件もブックマークがあってビビった。
こんな無名作者の1作目、しかもまだ2話しかなかったというのに。
ガストンさんが「異世界人だと分かる様な物は何かないのか?」と聞くので、スマホを見せてみた。
画面バッキバキにひび割れてるけど。
『これは何をする道具なので?』
この翻訳念話指輪みたいな不思議道具がある世界で、何をすれば珍しいのか分かんねぇな。
動画とか撮って見せてみるか。
スマホを不思議そうな顔をするガストンさんに向けて動画を撮って、それを見せる。
『こうやって、過去の時間を記録したりできます。』
ガストンさん、ビビるぐらい目ぇ見開いて固まってた。
なんかこのおっちゃん可愛く思えてきたわ。
『………。これは、すごいですな…。こ、これを私に売るつもりはありませんかな!?家一軒ぐらいの値段で良ければ、是非とも買わせて頂きますぞ。』
家一軒!?欲しい!けども。
『すみませんが、これは充電をしないと2日も経てば使えなくなってしまうもので…。』
『ジュウ、デン、とは?』
あー、そうか。知らない知識とかは当然翻訳されないか。
というか、それに当たる単語が無いんだろうな。
何て説明すればいいんだろうか。
『この道具を動かすのには<電気>という力を使っているのですが、それを入れる道具がないのです。』
『なるほど…。<魔素>みたいなものですかな。このヒタギ石の指輪も魔素が切れれば効果が失われますので。』
魔素、よく分からないエネルギーが出て来た。
不思議道具を動かしているのだから不思議エネルギーなんだろう、多分。
『お借りしている指輪の魔素?の残りはまだ大丈夫なんです?』
『先ほど渡す際に私が込めたので、まだ1時間は大丈夫かと。』
渡す際に、って手から込めたのか?人間コンセントかよ。
すげぇな魔素。魔法かよ。
『魔素は人が込められるものなんですね。申し訳ないのですが、この世界のことについて何も分からなくて…。色々と教えて頂けないでしょうか?』
『ええ、構いませんよ。家なども無いのでしょう?街へ戻ったらウチの商会の寮をお貸ししますので、アスツールへ帰りがてら私も色々と聞かせて下さい。面白い話がたくさん聞けそうだ。』
ありがてぇ…、本当にありがてぇ…。
訳も分からず異世界に落っこちてきたけど、最初に出会えた人がこの人で良かった。
いや、出会ったときは異世界だとまでは思ってなかったんだけどさ。
ていうか、寮がある規模の商会を経営してるって、この人結構大物なのでは。
シャチョ―さんじゃんよー。
『本当に助かります!行商?の途中に止めてしまってすみませんでした。急ぎじゃなかったですか?』
『いえいえ。積荷は香辛料ばかりですから鮮度も気にするようなものではないですしな。ささ、ちと狭いですが御者台に私と並んで乗って下さい。』
ということで馬車に乗り、走り出したわけだが、めっちゃ揺れるなこれ。
いやもう揺れる、っていうか跳ねるんよ。石とかがあるとさ。
そうするとさ、ほら、あれなんよ。ケツがいてぇ…。
落ちて来た時に打ったケツを馬車でガタンゴトン、ドスンドスンやられてちょっと涙出て来た。




