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サラリーマン、異世界で働く。  作者: 雨崎 王助
ハンナ魔道具工房出向編
28/123

サラリーマン、復活する。

目が覚めると隣で横になっているレイナさんと目が合う。

「大分お疲れだったみたいですね。もうお昼ですよ。」

「あぁ、最近あまり眠れて無くてね。ツケが来たみたいだ。それより、待たせて悪かったね。ご飯でも食べに行くかい?」

「私はさっきパンを買ってきて食べましたから大丈夫ですよ。ヤマダさんはお腹空いてます?」

そうなのか。ずっと横に居たのかと思ったわ。

「いや、昨日お店に来る前に凄い量の夕飯を食べたんだけど、まだお腹に残ってるみたいで全然空いてないや。」

「それならもう少しのんびりとしていましょうか。」


それから2時間ほどのんびりと過ごした。

いや、のんびりとはしてなかった。

お言葉に甘えて、もうひと勝負させて貰った。


2人で小屋を後にする。

「今日はありがとね。楽しかった…はちょっと違うな。良かった、いや、何か癒されたよ。ハマりそうで怖い。」

「ふふ、そこまで満足して貰ったのって初めてかもしれません。私もちょっと嬉しいです。」

笑った顔が可愛い。

「そんな笑顔をされると娼館通いで破産してしまいそうになるから、やめてくれるかな。」

「それはそれで女冥利に尽きますね。」

魔性だ、魔性の女が居る。魔素は薄いらしいが。

「まあ、また何か良い事があった時にでも来るよ。その時はよろしくね。」



あー、久々に三大欲求を全て満たしたせいか気分がよろしい。

腹も少しは減ったが夕飯にはまだ早い。

街をぶらぶらしてからゆっくりと帰るとしよう。

しまった、街中デートオプションみたいなのも可能だったりしたんだろうか。


家に帰るとカインが夕飯の支度を始めていた。

「ただいまー。」

「おかえり。元気そうだな。今日は普通に食えそうか?」

「あー、うん。多分今日からは大丈夫だと思う。ありがとね。」


それからエルクが帰って来て、3人で夕飯を食べた。

食べ終わったらそのままテーブルで互いに女性関係の話をして笑い合った。

エルクがキャバ嬢とデートに行ったら魔道具を買わされそうになったとか、

2号店にカインの好みの娘が入ったけど、どうやら先輩の事が好きみたいだとか、

俺が一目惚れした娘が娼館で働いてたから昨日行ってきたんだとか。


下らない話ばっかりだ。

でも、何か久々に日常に帰って来た気がする。


あと、2人とも「魔素が薄い女性はちょっと…」という反応だった。

それマジで顔、性格、スタイルとかに並ぶほどの要素なの?

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