サラリーマン、出向条件を確認する。
1件追加でブックマークを頂きました!ありがとうございます。
また、各話にて「いいね」を下さってる方々、ありがとうございます。
「読んでくれている方がいる」と分かるのは、やはりモチベに繋がるものです。
さて、話数も増えて参りましたので章分けをしました。
次話から新章突入の予定です。
いやいや、なんか皆「話がまとまって良かった」みたいな良い顔して鳥肉食ってるけど、俺は全然分かってないからね?
『何でそうなったか、から聞いていいですか?』
『まず、ハンナが試作にあたって、ヤマダを借りたいと。』
そこまではいい。前から聞いてた話だ。
『それで、ウチとしてはそんな売れそうな商品を逃す手は無い。そこで、付きっ切りでヤマダを貸す代わりに、完成したデンタクは基本的にスミナ商会へ全て卸して貰うことにした。』
叔父の商会にしか売らないとか、公正取引委員会が聞いたら怒鳴り込んできそうだな。
まあ、話は分かったが、どうやら俺は独占販売に値するぐらいの成果を出さなければいけない様だ。
『こっちの職場はそれで大丈夫なんですか?』
せっかく半人前ぐらいの戦力にはなり始めていたと思うのだが。どうなんですかね、レジーナさん。
『元々アタシとエルクだけでやってたんだ、問題ないさね。引退するまでにもう一人ぐらい仕事を仕込むつもりでヤマダを回して貰ったが、すぐにどうこうなるほど耄碌しちゃいないよ。』
逃げ場はないらしい。いや、そっちの方が商会に貢献できるならそれで構わないが。
とりあえず出向条件は確認しておこう。
・期限は最長で半年。その時点で完成の目途が付いているなら協議の上で延長も可
・午前中の語学研修は継続。午後のみハンナ魔道具工房で勤務
・給料はスミナ商会が現状の金額で負担
・休暇日数は現職場に準ずる。休日の決め方は応相談
・頑張りに応じて特別手当ても有り
なんか最後の項目だけブラック企業の求人広告みたいだ。
ていうか、出向だと思ってたけど給料がスミナ商会負担なら、出向ではなく長期出張か。まあどっちでもいいや。
それよりも、魔道具の事とか一切知らないんだけど、本当に手伝えることあるんだろうか。
全く役に立たなそうなら商会に戻って座る椅子、残ってますよね…?
慣れてきたのにまた新しい仕事とは激しく不安だ。
この後一人でキャバクラ行って、セラさんにでも癒して欲しい気分になってきた。
いや、彼女の場合は癒すというよりケツを叩いて応援してくれる感じになりそうか。




