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サラリーマン、異世界で働く。  作者: 雨崎 王助
スミナ商会勤務編
20/123

サラリーマン、夜遊びをする。

ビアガーデンっぽかったバーナードを出て、家の方向へと足を踏み出すとニヤニヤとしたエルクに声を掛けられる。

『俺らはもう1軒飲みに行くけど、ヤマダはどうする?』

『いやー、もうお腹いっぱいでお酒もあんまり入らない感じだよ。どんな店なんだい?』

「バー的な店ぐらいなら付き合おうかな」と思って話を聞くとお姉さんがお酒に付き合ってくれる店だった。2軒目にキャバクラ、そういうのもあるのか。

『ほーう…男としては興味あるな。そこまでお高くないならご一緒しようかな。』

『5千コルぐらいだな。』

5千か、安くはない。しかし、そこまで高いわけでもない。

給料日までも布団と追加で靴を買ったぐらいで、生活用品以外は出費らしい出費も無かったし今日ぐらいはいいだろう。

『しかし、カインも行くんだな。あまりそういう店は好きじゃないのかと思ってたよ。』

『俺は結構、好きだ。楽しい。』

あらやだ、案外ムッツリ。いや、隠してないんだからムッツリでもないか。

『そういう店ってさ、女性と指輪使って喋るのは大丈夫なのかな。盗難とか怖いんだけど。』

『あー、紐くれると思うぜ。バラムの人が店で指輪使ってるの見た事あるんだ。渡す指輪に紐を結んで、逆側を自分の手首に結んでたな。席を離れる時は指輪を置いていって貰えばいいんだろ。』

なんだそのプレイ。まあ、先人にならうとするか。

見てない時に紐を切って持ち逃げされるのだけ気を付けるか。


お店の外見はザ・酒場って感じだった。

店内には2人掛けの長椅子と小さいテーブルというセットが沢山並んでた。これは…対面じゃなくて横に座るタイプか。

エルク、カイン、俺と、店に入った順番に並びの席に案内される。

エルクが店員さんに言ってくれたみたいで紐が渡される。しっかり結んでおこう。


女性達がお酒を持って現れる。

俺のお相手は赤髪で大柄の活発そうな女性だ。姐さんとか呼ばれてそうだな。

女性は俺の左隣に座ると左手に指輪を付ける。

『私はセラだ。外国の人なんだって?よろしくな。』

外国ってのはまあいいとして、なぜ指輪を薬指に着けた?

特別な意味とかないよな?


酒を飲みながら、俺の左腕に抱き着いているセナさんの話を聞く。

サービス精神旺盛だなぁ、と鼻の下を伸ばして左腕の感触を楽しんでいたが、他の席の女性も同じ様な感じだった。

これが店の基本スタイルなのかもしれない。


どうやらセラさんは本職でハンターをやっているらしく、昼間は街の外で狩りをして、商会に卸したりしているらしい。

最近はイマイチ儲からないのでここを兼業にしたそうだ。

ここを選んだのは「給料良いし、タダ酒飲めるんだぜ?」という理由らしい。なんか男らしいな。

出るとこが出た、女性らしい身体付きだが。


楽しく喋っているとあっという間に時間は過ぎ、帰路に着いた。

抱き着きスタイルのキャバクラ、中々良かったな…。

今日は遊んだ事だし、明日からも仕事を頑張ろう。


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