表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
サラリーマン、異世界で働く。  作者: 雨崎 王助
スミナ商会勤務編
15/123

サラリーマン、初出社をする。

どうやら昼飯は商会本部のすぐそばの店で食べるらしい。

ガストンさんの知り合いが営む店で、スミナ商会員はメニューはお任せ2種のどちらかしか選べない代わりに格安にしてくれるそうだ。社員食堂だな。

肉定食を食べたがまあまあ美味しかった。お値段は200コル。

これが格安らしいから、ガムーの肉は本当に安かったんだな…。


昼飯を済ませたら初出社だ。

午前中も研修だから仕事ではあったんだけどな。


事務所へ行くと、レジーナさんが弁当を食べていた。

社員食堂は使ってないらしい。

『おや、早かったね。エルクはちゃんとやってたかい?』

『えぇ、数字を教えて貰って、買い物に付き合ってもらいました。』

『俺、村でもちょこちょこ子供に言葉教えてたりしてたんだぜ?大丈夫だって。』

『それじゃ、私はまだ飯食ってるから、昨日の店舗売り上げをまとめ始めとくれ。行商部隊の仕入れのまとめは後回しだ。』

『んじゃ、始めるかぁ。ヤマダ、こっちだ。』


エルクにやり方を教わりながらメモを取る。

長いレシートみたいな紙にひたすら「衣類 2800」「魔道具20000」「香辛料3000」とかの文字列が並ぶ。

これを種類ごとに集計する、って作業を5店舗分繰り返すそうだ。種類は11種類、文字を覚えるのが大変だ。


『それじゃあ実際に5号店の集計をやってみてくれ。終わったら結果をそこの紙にメモしてレジーナさんのとこに持って行ってくれ。確認してくれるから。』

5号店のレシートだけでも俺の身長ぐらいの長さの紙が10枚以上だ。1号店とかどうなっていることやら。

流石にこの量を暗算は無理だし、筆算でもかなり手間だ。電卓使っていいかな?ちょっといいお値段(2980円)でソーラータイプの電卓だ。スマホと違って数年はいけるだろうから、仕事に組み込んじゃってもいいだろう。


種類の文字早見表、数字の早見表、電卓、レシートとひたすらにらめっこをしながら売り上げ集計をすること1時間ほど、ようやく5号店の集計が終わった。


『レジーナさん、終わりました。見てもらっていいですか?』

『えらい計算が早いね。あの板を叩くのがアンタの計算のやり方なのかい?』

板、電卓だろうな。板が計算してくれてるだけだが。

『そうですよ。レジーナさんはどうやって計算するんです?』

『売り上げ票を貸しな。見せてやるよ。』

そう言うと、レジーナさんはニヤリと笑った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ