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サラリーマン、異世界で働く。  作者: 雨崎 王助
スミナ商会勤務編
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サラリーマン、初めてのお買い物。布団・屋台編

雑貨屋を後にすると、今度は布団屋へ向かう。

こっちはちょっと遠かった。家から歩いて30分てところか。

店に入ってすぐ分かったけど、布団屋じゃないなコレ。布屋だ。

『ちょうど良い大きさの布を買って布団にするってことでいいのかな?』

『ああ。安いし、とりあえず上も下もガムーの毛皮でいいと思うぞ。あとは暑い時用に薄手の布1枚かな。』

敷布団を1枚と掛け布団を夏用・冬用って感じか?

ガムーってのはこの辺では定番の獣で、食ってよし、毛皮を使ってよしの定番の草食動物らしい。羊か?


店内を見て回ると他にも柔らかそうな毛皮や軽い布とか布団によさそうな素材はあったものの、やっぱりガムーの毛皮が飛びぬけて安かった。他の素材の半額以下だな。


敷布団用にガムーの毛皮を2枚と、掛け布団用にガムーの毛皮1枚と厚手の布1枚を買うことにした。

ほぼオススメ通りの構成だな。敷布団を1枚追加したのは、今日起きたときに背中が痛かったからだ。

仕事は体が資本だ。快適に眠れる環境作りは必須だろう。


お値段は1万5千コル。2,3万はするかと思っていたが、思っていたより安かった。毛皮なんてなめし作業とかも手間がかかるだろうしお高いイメージだったんだが、魔道具とかでなんとかできたりするんだろうか。


買った布団をくるっとロール状にまとめて持ち帰る途中に、ガムーの串焼き肉の屋台があった。

『せっかくガムーの毛皮を買ったんだし、肉も気になるから買ってみていいかな?エルクも食べるならおごるよ。』

『いいんじゃないか?これも勉強だ。ガムーの肉は故郷は食べ飽きてるから俺はいいや。毛皮持っててやるから行ってこいよ。』

おおう。はじめてのおつかい、もとい、初めての一人での買い物か。緊張する。


「これ1個下さい。」

「ケルツァ2メルコル。」

うーん、「2」と「コル」だけ聞き取れたけど2コルじゃねぇよな。

20コル渡してみると串をくれた。あってたらしい。

早速食べてみるが、あんまり美味しくないな、コレ。脂は全然なくて硬いし、なんか筋張っている。

微妙な顔をしつつ食べているとエルクがニヤニヤと笑いながら声を掛けてくる。

『微妙だろ?安いから腹を満たすだけなら良い肉なんだけどな。』

『昨日の昼にガストンさんにごちそうしてもらった鳥肉が美味しかったから、こっちの肉はもっと美味いのかと思ってたよ。』

『鳥肉ってカンバー亭のだろ?アレ、8000コルぐらいするんだぜ。それと比べんなよ。』

エルクが苦笑している。

お値段なんと串焼き肉の400倍らしい。やっぱ高級店じゃねーか!


『そろそろ俺も腹減ってきたし、荷物を家に置いたら昼飯食いに行こうぜ。』

『そうだな。とりあえず布団を置きに戻ろうか。』

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