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サラリーマン、異世界で働く。  作者: 雨崎 王助
世界のハマダ編
100/123

サラリーマン、食後会議に出席する。

祝100話。

余談ですが、脳内映像では1話でアニメとかにおける2,3分のワンシーンぐらいのつもりで書いていたりします。

短すぎて読みにくいとかだったらすみません。

突然だが、我が家と隣家には「食後会議」なるものが存在する。


クロエさんが隣家に転がり込んだ頃に、べナからの発案で発足した制度である。2つの家で共有すべき事が起きた時に、夕食後にちゃんとその内容を話し合う場を持ちましょう、というのが会議の目的だ。


直近で言えば、昨日の夜に俺が食後会議を開催し、転職とマイホームの購入を伝えた。またしても俺が世間知らずの様な扱いで呆れられたのはお察しの通りである。


そして、今日で2日連続となる食後会議の開催がカインから告げられた。


「今日は俺から食後会議で報告がある。俺は店を持とうと思う。」

そう言ってカインは皆へ、俺が夕飯前に相談された内容を説明した。エルクは特に反応が無かったけど、おそらく俺と同じ様に夕飯前に相談に乗っていたんだろう。


「エルク。そういう訳でさっき相談した通り、店の購入費用として200万コル貸してくれ。」

「あぁ、いいぜ。でも、結局店員は何人雇うんだ?」

「それなんだが、ヤマダが考えた″セルフ″方式でいく事にしたから、まずは昼に1人雇うだけにするつもりだ。」

いや、セルフの仕組みは俺が考えた訳では無いが…。


カインが″セルフ″について皆に説明した後、俺は伝え忘れていた番号札を使った呼び出し方法なども補足しておいた。


″セルフ″の説明を聞くと、クロエさんが感心したのかしきりに頷いていた。

「はー…、よく色々思い付くよねぇ。そんだけ頭が良いとヤマダさんが家を買ったり、カインが店を買うぐらい稼げちゃう訳だ。エルクも私と結婚したら急に家とか買ってくれたりするの?」

「いや…俺はカインに貸すのが貯金ほぼ全てなんだけど…。」

よく分からない所でエルクが被弾していた。

せっかく親友にポンと金を貸す漢気を見せたのに、可哀想な事である。

客観的に見ても、エルクよりカインの方がしっかりと貯めてそうだとは思っていたけども。


そんな時、微妙な空気をぶち破る様に明るい声を上げたのはイルだった。


「なあカイン!店員だけど、昼だけでいいならオレでどうだ!?」

「あぁ。イル、やってみるか?」

良く料理を教えてくれているので、カインはイルの事も良く知っていると思うが本当に大丈夫か…?


保護者として、念を押して確認だけはしておこう。

「確かにイルは結構料理はできるけど、多分注文を受けたりとか会計が主な仕事になるんじゃないか?そういうのもできるのか?」

「大丈夫だって!簡単な計算ぐらいできるし!」

まあ、それはそうだが…。まだ12歳だろ?

14歳のべナが既にフルタイムで働いているとはいえ、べナは割としっかり者だからなぁ。


「ヤマダ。イルはお前が思っているよりしっかりしてる。大丈夫だから、信じてやれ。」

「いや、まあ雇うのはカインだし、カインがそう言うなら俺はいいんだけど…。」


こうして食後会議にて、イルの昼のアルバイトが決まったのだった。

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