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サラリーマン、異世界で働く。  作者: 雨崎 王助
プロローグ
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サラリーマン、異世界に落ちる。

「ようやくバグの修正が終わったかぁ…。」

23時か、こんな時間になってしまった。


パソコンを閉じ、タイムカードを押して退社する。

スーパーも飯屋ももう閉まってるし、夕飯どうするかなぁ。冷凍したカレーは残ってたっけかな。

幸いにも明日は休みだ。残っていなかったら残っていなかったでコンビニにでも行けば良いか。


友人からお勧めされた小説を読みつつ電車を乗り継ぐ。

駅を出れば、あとは15分も歩けば自宅に到着だ。


道半ばに差し掛かった所、見慣れないラーメン屋が目に入る。

新しくできた店か、ちょっと美味しそうだな。

今日は疲労困憊でぐっすり眠れそうだし、夕飯抜きで昼前まで寝て、朝昼兼用でラーメン食いに来ようかな。

お腹はペコペコだろうし、大盛り海苔増しギョーザ半ライスセットだな!と、メニューを見ながら歩いていると、足を踏み外した。

「おわっ!えぁっ!?」

一瞬見えた歩道は工事でもしていたのか、口を開けたように穴が空いており、そこに落ちてしまった様だ。

「ふ、深っ!?ひっ!」

声にならない声を上げながら、真っ暗な穴を落下していく。

すると、急に明るくなり尻から地面に着地した。

「痛ってぇ!!工事中なら柵立てといてくれ…よ……え??」

え?えぇ?なんだこれ。訳が分からない。


落ちた先は真昼間の草原だった。


マジでなんなんだコレ…。

上を見上げれば日が昇っている。

周りを見渡せば森、草原、砂利道。


本当にどうなってしまったんだ俺は。

茫然自失のまま、ただひたすらにキョロキョロと周りを見回す。

とりあえず、地下じゃないことだけは分かる。

あと、ケツが痛ぇ。


ポケットからスマホを取り出すと画面がバッキバキに割れていた。そして圏外。

マジでどこなんだよここは…。


とりあえず冷静に状況を確認しよう。

時刻は23時52分。

立ち上がって体を動かしてみると、特に異常はなさそうだ。

服装はスーツに革靴の一般的な通勤スタイルだ。

持ち物は肩掛け鞄の中に財布、ペットボトルのお茶、折り畳み傘、会社の制服である上着、タオル、手帳、電卓。


鞄をガサゴソやっていると、遠くからガラガラと音が聞こえてきた。

ん…?砂利道の先からこちらに向かって来ているのは…馬車…か??

馬車なんぞ、人生の中では中国出張の時に道路に走っていたのぐらいしか見た事はないが、アレは馬車だろう。

御者台の人は見た事もない民族衣装と帽子を身に付けたおっちゃんだ。

顔付きはどう見ても日本人ではないが、英語が通じれば道を聞けるかもしれない。



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