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第31話 ウスケシ作戦【序】

本編をお読み頂く前に youtube などで「いか踊り」を検索される事をおススメします。


検索用

函館 いか踊り

○ウスケシ作戦(夜)


   ビーム砲は移動式で、後方には電源供給用の長いケーブル。

   ビーム砲の操作は漁師。地元有志と親衛隊がケーブルを捌く。 


   ※ここからは、それぞれの場所からカットバック。


   啄木小公園に到着する海岸A (アルファ)

   班長(市の職員)が無線に向かって叫ぶ。


海岸A班長「こちら海岸アルファ!啄木小公園到着!目標確認次第、大森橋へ誘導する!ソーレ!」

海岸B班長「海岸ブラボー了解!ソーレ!」


   隊員達にも激が飛ぶ。


海岸A隊員1「もっと広がれ!もっとだ!ええい、しゃらくせえ!」


   隊員1が着ていた上着を脱ぎ捨てる。

   すると『IBL(アイ・ビー・ラブ)』と胸に刻まれたTシャツ。

   そこには『一華・ブリリアント・ラブ』の文字。(と部隊名)

   そして背面には、怪獣と対峙する一華の勇ましい後ろ姿が

   プリントされている。『親衛隊Tシャツ・ver ウスケシ』である。

   (隊員達はみんなそのTシャツを着ている。

    このシーンまではみんな上着を着ていたりしてよく見えない)


   ライトアップされた海岸に怪獣が姿を現す。

   見た目ド迫力で猛々しい。迫力満点である。


海岸A班長「こちら海岸アルファ!目標確認!これより大森橋へ誘導する!」

海岸A隊員1「もっと前出ろ!前ぇ!」

海岸A隊員2「いか刺しぃぃぃー!」

海岸A隊員1「バカ野郎!まだ早え!もっと引きつけてからだ!」


   怪獣の胴体が見えて来る。


海岸A隊員1「今だー!」


   ビーム砲からビームが発射。

   一華のビームに比べると とても細やか。

   だが、怪獣は嫌がっている。


海岸A隊員1「いいぞ!もっと行け!もっと!」


   ビームを撃たれ、怪獣は大森橋のある西へ西へと逸れていく。


   大森橋の海岸B (ブラボー)


海岸B班長「こちら海岸ブラボー!目標確認!これより大森橋から亀田川へ誘導する。ソーレ!」

亀田A班長「亀田アルファ了解!亀田川両脇で待機中。ソーレ!」

海岸B班長「ああ!こちら海岸ブラボー!目標止まりません!通過していきます!」


   西へと逸れて来た怪獣が大森橋を通り過ぎて行こうとする。


海岸B隊員1「バラバラに撃つんじゃねえ!タイミング合わせろ!」

海岸B隊員2「声出てねーぞ、お前ら!掛け声どうした!」

海岸B全員「セイヤ!」

海岸B隊員1「行くぞ!函館名物ー!ソーレ!いっか刺し!塩辛!」

海岸B全員「いっかソーメーン!」


   「メーン!」のタイミングでの一斉ビーム。

   撃たれた怪獣の向きが変わり、大森橋を跨いで亀田川に入っていく。


海岸B班長「こちら海岸ブラボー!誘導成功!目標、亀田川を北上中!」

陣川「よぉーし!」


   亀田川両脇で亀田ABが待ち構える。


亀田A班長「こちら亀田アルファ目標確認!ブラボー隊と共に(なか)(はし)へ誘導する。ソーレ!」


   川沿いをビーム砲と共に亀田隊が走る。

   そこに親衛隊の姿。


亀田隊 (親衛隊・新入り)「来た来た来た来た来たぁー!」

亀田隊 (親衛隊・禅之介)「バカ野郎!ビビってんじゃねえ!いつも一華ちゃんと一緒に見てんだろ!?」

亀田隊 (新入り)「んな事 言われても……」


   と、怪獣が禅之介の視界に入る。


亀田隊 (禅之介)「ひぃぃぃ!!!(半泣き)」

亀田A隊員1「何やってんだテメーら!もっと上手くケーブル捌けねぇのか!」

亀田隊 (禅之介・新入り)「はいぃ!」


   そんな事をやってる内に怪獣が川沿いからハミ出そうとする。


亀田B班長「こちら亀田ブラボー!キャー!目標制御出来ません!」

亀田B隊員1「死守だー!死守しろー!」

亀田B隊員2「行くぞー!ソーレ!いっか刺し!塩辛!」

亀田B全員「いっかソーメーン!」


   メーンビームでどうにか軌道修正。

   修羅場をくぐり抜けながら何とか怪獣を北上させる。


   そして亀田川と公園通りの分岐点である、中の橋に差し掛かる。


イカ刺し班長「こちらイカ刺し!目標確認!これよりISアイエス作戦を開始する!ソーレ!」

塩辛班長「こちら塩辛!IS作戦了解!ソーレ!」


   見守る作戦本部にも緊張が走る。


陣川「ここからが正念場だ……」


   陣川の脳裏に、会議室での作戦会議が思い浮かぶ。

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