表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
破壊神降臨  作者: 黄金の右脚
小牧山の最終決戦
56/80

配置


「さて、どのように配置するか……」

 議長が腕組みしながら辺りをうろちょろしていた。義勇軍の配置を悩んでいるのだ。

「議長、それなら僕にいい案があります」

 悩む議長に佐知香さんが進言する。

「それはいったいどんな案だ?」

「はい。これこれしかじかで……」

 内緒話みたいに佐知香さんは議長の耳元で囁く。

「おーそれはいい」

 アイデアはよかったらしく、議長はその案に乗り気。

「「「「ドキドキ、ドキドキ」」」」

 しかし作戦が分からないみんなは心配そうに議長と佐知香さんをドキドキしながら見詰める。要するに戦闘前の不安や恐怖から落ち着かないのだ。


「ファ~~~~」

 一方、弘法様は呑気なもの。名古屋大仏様みたいなポーズで大あくび。

 緊張感は毛筋程も感じられない。

「弘法様、不謹慎ですぞ」

 なので俺は弘法様を注意した。

「わりぃ、わりぃ」

 頭をポリポリとかきながら弘法様はぺこりと頭を下げる。

「まあ分かればいいのですが」

 謝り方は少々アレだったが、一応謝ったので俺は弘法様を許した。


「そういやぁ弘法様は東山でちゃんと戦ったんですか?」

 俺が弘法様を許したのも束の間。俺に便乗して弘法様に失礼な質問する者が。

「おう! ちゃんと戦ったよ」

 弘法様は凛とした表情で即答した。

「じゃあ敵兵を何人殺したんですか?」

「0人です」

「ブッ!?」

 これには質問した者は驚き、吹き出した。

 しかし弘法様はちゃんと戦ったと言うのに、殺した数が0人とは此れ如何に?


「弘法様、それはいったいどういうことですか?」

「そうです。我々にも分かるように説明してください」

「「「「そうだ、そうだ」」」」

 弘法様がどうやって戦ったか気になった者共が一斉に質問する。果たして弘法様の返答は?

「僕は人を殺したくない。だから死なない程度にいたぶったの」

 と言うもの。

 そう言えば何時だったか弘法様はそんなこと言ってたな……。


「それでは生ぬるいですぞ!」

「そうだ! 俺達の仲間を沢山殺した奴らなんてぶっ殺してくださいよ!」

 弘法様のやり方が手ぬるいと何人かが弘法様を非難する。

「しかし僕は殺したくない。だが、戦えないようにはしといたから安心して」

 人形劇のキャラクターみたいにカクカクと動きながら弘法様は言い訳した。

「戦えないようにした?」

「それってどういうこと?」

 しかしそれがイマイチ理解できない者も多く、また質問し直す有り様 (またしても同じようなこと繰り返しているな……)


「えーと……。具体的に説明すると、腕や足を引きちぎったり、顎を砕いたり、背骨を折ったり、股を裂いたりした♪」

 弘法様はにこやかな表情で言っているが、内容はとんでもなくおぞましい。それは一思いに殺すよりもよっぽど残酷な戦い方と言える。

「「「「うぇぇぇ!」」」」

 これには弘法様に難癖付けた奴らもドン引き。言葉を失った (流石は元破壊神か……)

 俺は弘法様 (破壊神様) の内に秘めた残虐性を知ってしまう。

 しかし今はそんなことを考えている場合ではない。

 今は最強獣軍団と戦う準備を進めなくては……。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ