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試し撃ち
「じゃあ試し撃ちしてみますね」
説明も程々に佐知香さんが電磁投射砲を構える。
「これ的ね」
弘法様はどこからか二メートル級のこけしを取り出す。
「では遠慮なく」
佐知香さんは電磁投射砲はを発射。
「「「「おぉーーっ!」」」」
弾が発射されたと思ったらこけしの頭が粉々に砕け散った。
みんなはその威力と発射音の小ささにおっ魂消る。
「予想以上の出来ね。弘法様、作ってくれてありがとうございます」
佐知香さんは電磁投射砲をまじまじと見ると、弘法様に頭を下げる。
「そう言ってもらえると、夜中にシコシコやってた甲斐があるもの」
賢明な読者様なら既に気付いているだろう。
そう、昨日の夜に弘法様に会いに行った二人の少女は佐知香さんと史さんだ。
そして作って貰った物こそ電磁投射砲であった。




