表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
破壊神降臨  作者: 黄金の右脚
敗北の分析
36/80

密会


 皆が眠りについてから二時間が経過。この頃になると、眠るのに難儀してた人もぐっすりこんこんだったが。

「「……」」

 そんな中、城の外で二人の物影が動く。

「「……」」

 二人は皆に気付かれないようにそろりと歩く。

 二人の向かう先にあるのは……。


「みんながねむっちゃうねむと暇だなぁ」

 弘法様だった (笑)

 なお弘法様は奈良の大仏様みたいなポーズで、月を眺めながら暇そうにしていた。

 それもこれも弘法様がデカ過ぎて小牧城に入らないからだ。


「弘法様、ちょっといいでしょうか?」

 二人のうち小さい方が弘法様にそっと話し掛ける。

「なんだいお嬢さん方?」

 日が沈んで暗くなっていたが。弘法様は二人が女性だと直ぐに見抜く (弘法様の洞察力すげぇな!)

「実は弘法様にお願いがありまして」

 女性は地面に膝をついてかしこまる。言ってる事から察するに、何やら頼み事がある模様。

「なんだ。申してみい」

 弘法様のポーズは大仏様だが。喋り方が、何故か殿様みたいになってるな (汗)

「はい。これこれしかじかでして。こうしてほしいのですよ」

 しかし女性は立ち上がると、さっさと用件を話す。その際に弘法様のお殿口調にツッコミを入れることはなかった。

「……という物を作ってほしいのですが。できますか?」

 女性は弘法様に何か作ってもらえないかお願いに来たらしいが。なにやら難しい事なようで。彼女の表情は強張っていた。


「うん、それならできるぞよ」

 何を頼んだかは不明だが。弘法様は作れるとのこと。

「では弘法様。作ってくれませんか」

「わかったぞよ」

 弘法様は右腕で胸をドーンと叩くと、二つ返事で引き受けてくれた。

「「ありがとうございます弘法様」」

 二人は弘法様に深くお辞儀して、感謝の気持ちを表す。

「いんや。お礼を言いたいのはこっちの方だ。暇で暇で仕方なかったのじゃ」

「はぁ。そうでしたか……」

 弘法様の返答に、でっかい方の少女はポカンとした。

「……何はともあれ。弘法様、お願いします」

「おう! 泥船にでも乗ったつもりで、ドーンと任せなさい!」

「「……」」

「それでは沈むだけだ」 と、二人は心の中で思ったが。弘法様のご機嫌を損なわないよう、何も言わなかった (言えなかった)



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ