隕石騒動
さて。
隕石に意思があり、言葉が通じると判明すると。犠牲者全員が隕石を取り囲むように集まって議論を交わすことになったのだが……。
「「「「ペチャクチャ! ペチャクチャ!」」」」
皆、思い思いのことを言っているだけ。まるで纏まりがない。
「もなのかもしかしたらこいつは地球を滅ぼすためにやってきた滅ぼすためにやってきた破壊神なのかも!」
「「「「なにぃ!?」」」」
その挙句どっかのバカがとんでもないことを言い出す有り様。
お陰で大パニック。常識では考えられないことを発言するからこんなことになるんだ (言い出しっぺはフィクション好きのオタクではないだろうか?)
そんなせいか、大多数の者が隕石を敵視するようになってしまう。
だが、当の隕石は……。
「破壊神か……。いい響きだな♪ 今から僕の名前は破壊神だぁ!」
と、破壊神扱いされたことを喜ぶ有り様。コイツの神経はどうなっているのだろうか?
「そもそもキミは、なんで地球にやって来たのかね?」
「「「「そうだ、そうだ! なんの目的で地球にやって来た!」」」」
みんな険しい声で破壊神 (隕石) に詰め寄る。
しかし、第三者が見たらビー玉が水晶に近づいてるようにしか見えないが (笑)
「僕は地球の皆さんと仲良くなるために地球に来ました!」
「「「「なに!?」」」」
破壊神の返答に皆さんビックリ。
「「「「……」」」」
一瞬沈黙するが。
「見え透いた嘘言うんじゃねぇ!!」
「そうだ!そうだ みんな、騙されるんじゃねぇぞ!」
破壊神の返答に一部の者がブチキレて殴りかかる。
一応殴っているのだが、ビー玉が水晶にぶつかってるようにしか見えないな (笑)
このように争い、ごたごた状態で大丈夫なのだろうか? 収拾がつくように見えない。
早くもこの隕石騒動は暗礁に乗り上げていた……。