マジかよ!?
「では、破壊神様。我々を東山まで運んでください」
準備が整い。ついに東山に出兵かと思われたが。
「うん、わかった。頑張って戦ってね」
「「「「え!?」」」」
どういう訳か破壊神様は、自分は戦わないというような感じだった。
これはいったいどういうことだろうか?
「あのぉ、破壊神様。それはどういうことなのでしょうか?」
大川さんが破壊神様に疑問を投げかける。
「それは僕が戦う力を持たないからだ。だから他の者を傷つけることも、物を破壊することもできないの」
「「「「な、なんだってぇーーーーーー!?」」」」
衝撃の事実。この事に義勇軍のみんなは、これ以上ないぐらいの驚きの表情を浮かべる。
勿論俺も驚いたが。それ以上に、破壊神様の名前と能力のギャップに驚いた。
「破壊神なのに、破壊できないってどういうこと!?」
「でも、破壊神様は一度僕達を殺してませんか?」
皆が混乱気味の中、一人の男が頭に指を当てながら、破壊神様に疑問を呈する。
「それは僕が空中で寸止めしようとして失敗。地面にぶち当たった余波で殺してしまったの」
そう言えば二話でそんな説明があったな。
「じゃあ、破壊神様が僕達を殺したのは……」
「うん。地球の重力と偶然」
「「「「あららぁ……」」」」
破壊神様の返答に俺達は少々困惑気味。
みんな腕組しながら首を傾げる。
「じゃあ、破壊神様はどんなことができるんですか?」
で、また質問のやり直し。
「僕のできること?」
「はい」
男はコクリと頷く。
「僕のできることは、生命の蘇生に、傷の治療に、物質変換に、魂と肉体の分離に……」
「ムッ……!」
俺はちょいと眉を顰めた。
またしても破壊神様の長い話しが始まりそうだからである。俺は長い話しは嫌いだ。
だから、億劫に感じる。
言っちゃ悪いが、破壊神様の話しが長い原因は、彼が話しの要点を分かってないからだ。そのせいで言葉数が多い割にはは中身がない。
要するに、要領が悪いのだ。
そんなんだから話しも長くなりがち。
今説明してる間も破壊神様は話し続けている (あぁ、長くなりそうだ……)




