お粗末な武器選び
さて。
戦うメンバーが決まったら、お次は武器選び。皆さん瓦礫の中から武器になりそうな物を探す。
包丁、鍬、草刈り鎌、金属バット、エアガン、ナイフ……。どれも中途半端な武器ばかり。
まあ、今は世界大戦中でもなければ、俺達は軍人でもない。なので、ろくな武器が無いのも、当然の結果と言える。
「コッペパンにアンパンにチーズパン。それからクリームパンも忘れずに♪」
武器選びの中。白い長髪のノッポな美少女 (但し、声男) がピクニックの準備をするかの如く、リュックサックに荷を積み込む。
このような場合に関係のないことをするなんて、空気の読めない奴だ。
俺はソイツを注意してやろうかとした。
「ん!」
しかし、ちょっと考えてみたら、食料の重要性に気づく。
なにせ、戦いが直ぐに終わるとは限らん。何日戦うことになるか分からない。
そうなれば食料も必要になってくる。
なので俺は注意するのをやめた。
「義勇軍の同志諸君! 準備は整ったかね?」
「「「「はい! 大丈夫です!」」」」
大川さんがそう言うと。他の皆さんは、元気よく返事する。
その光景は映画なんかで軍隊が出撃前にするソレとよく似ていた。
(なんだか軍隊みたいになってきてるな……)
なんだかよく分からない気持ちで、俺の頭の中はモヤモヤしていた。
「では、出撃だ!」
「「「「オーーーーーー!」」」」
俺がそんなこと考えてる間も、ことはドンドン進行していく。




