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破壊神降臨  作者: 黄金の右脚
究極の生物地球へ
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開始早々死んでしまった



 平成六年十二月十日。

 夜。


 愛知県春日井市に生まれた俺、東海童とうかいどうは思春期特有の苦悩と戦っていた。

 それは高校生活の事だ。

 辛く苦しい受験生活を乗り越えて高校生になった。

 しかし、高校生活も半年以上経つと新鮮味がなくなるもの。

 高校の入学式に 「新しい世界の幕開けだ!」 と、喜んでいたのに不思議なものだ。

 高校生になる前はワクワクドキドキして 「高校生になったら勉強頑張って学年一位になるぞ!」 とか 「かわいい彼女をゲットして、学園生活をエンジョイ!」 なんて思ってたのに、未だどちらも実現されていない。

 まあ、原因に心当たりはあった。

 前者は俺が勉強が苦手な劣等生のため。

 後者は俺が平凡な容姿・魅力に乏しい男子だから (ああ、ハンサムになりたい……)


「うーーむ……」

 などと自分の部屋で人知れず物思いにふけっていると。

「ん?」

 一瞬、空がピカーンと光った。

 気になって窓越しから外を眺めてみると……。


「あ! 流れ星だ!」

 光りの正体は流れ星だった。


「ハンサムになれますように、ハンサムになれますように、ハンサムになれますように!」

 流れ星を見つけると、急いで三回願い事を唱えた。

 昔から流れ星が消える前に三回願い事を繰り返し言う事ができたら、願いが叶うと伝えられている。

『そんなの迷信だ』 と言う奴もいるが、俺はこの流れ星の言い伝えを信じている。

 そんなんだから流れ星に願いを託したのだ。


「やった! 三回言えたぞ♪」

 思いが通じたのか、願い事を三回言う事に成功する。

「♪~♪~」

 上手く言えた俺は願いが叶うと思ってニタニタ顔。喜んでいたが……。


「ん?」

 どういう訳か流れ星が消える気配が全然ない。

 普通、流れ星はすぐに消えてしまう。なのにこの流れ星は消えるどころか、ドンドンこっちに近づいてくる。

 もしかしたら 「流れ星が地球に落っこちるかも」 なんて思ったが。

「まさかなぁ~~~~」

 そんなことはまずあり得ない。

 そう楽観的に考えたが……。


「ギャーーーーーーッ!!」

 流れ星は勝川商店街に直撃。

 商店街の近くにあった俺の家は全壊。

「あ~~~~! 死んでしまったぁ!」

 その際に俺は死んだ。

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