大根の花はなんで咲く
今は秋まき野菜の最盛期ですね。ホームセンターに行くと、家庭菜園用の苗や種がたくさん並んでいます。
私の母も、8月の下旬からいろいろ種をそろえて季節が進むのを待っています。
その中にはもちろん、大根や野沢菜も入っています。9月中旬にまいた大根の種は、晩秋には収穫を迎えます。一度土から上げた大根を、もう一度土にふせ込むと、あら不思議。3月の上旬までおいしく大根を頂くことができます。
春先になり、残った大根は葉を出し茎をのばし白い花をつけます。アブラナ科の野菜ですから、一般にみられる菜の花の白いバージョンですね。
我が家は大根の花を楽しんだ後、土にもどします。母に種を採らない理由を聞いたことがあります。かえってきた答えは、発芽率が悪くて使えないとか。
私は子供の頃から、野菜を作るためには新しい種を購入する必要があると、と教えられてきました。買った種から作った野菜からは種が採れない。これが私の常識になりました。
実体験としては、息子の通信教育の付録についてきたミニヒマワリがあります。1年目は普通に育てて、種を採ろうとしたところしっかり種をつけたものは3株中1株。その一株から採った多数の種をまいて、花が見れたのが一株。今年は種を採ることができませんでした。
一代交配・F1品種のことが近頃話題になっているということを、最近知りました。日本の野菜はほとんどの場合、F1品種で作られています。F1品種の何が問題視されているかというと、種を作るまでの過程にあります。F1品種はもちろん遺伝子組み換えではありませんが、遺伝子的に問題のある親を元に種が作られていること。結果的に遺伝子組み換え作物と同じなのではないかと、考える方がいるというのです。ここら辺の話難しすぎて、私には説明できませんので、興味のある方は調べてみてく下さい。
遺伝子組み換え作物も、人間にとってあまり良いものではないといわれています。同じようなことが、F1品種にもある出ではないかと。F1品種が一般化されて数十年、蜂の数が減ったのも、男性の精子の数が減ったのも関係しているのではないかと。
いやいやいや、今更そんなこと言われても、というのが実感です。見た目が良く作りやすい品種が一般化してしまった今、今までの栽培方法がいけないといわれても昔に戻れなし、流通量が確保できないでしょう。固定種や伝統野菜だけで日本中の野菜を賄うことは、現実的ではないと思います。
気になってホームセンターに行って、いろんな種を見ていました。ほとんどが、会社の名前に「交配」と付いていましたし、ご丁寧にF1品種と大きく書かれているものまでありました。
それよりも気になったのは、種はほとんど外国産であったことです。信州特産云々と書かれた作物の種が、中国やイタリヤ・ニュージーランドにアメリカ。純国産の種は、お目にかかることができませんでした。日本人の食は、種のところから外国に依存しているんですねぇ。
種を採ってもらえない大根は、なんのために花を咲かせるのでしょうか。




