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「陽向兄… 僕、先輩の家に泊まらなきゃたから…ごめん、今日は帰れない…」申し訳なさそうに言うと、陽向兄は快くOKを出してくれた。…なんとも言えない…
すると…「…僕も泊まりたいなぁ。」
(ひ、陽向兄!?何言って…)
「普通のこと言ってるだけだよ?」そうウインクする。うっ…い、イケメン…
せ、先輩は…?
「あー、すみません、悪いですけど、2人きりで過ごしたいんです。」そう言いながら僕の肩を抱く先輩。
みるみる顔が赤くなる僕に、耳元で囁かれる。
「なに、期待してんの?」
「し、してな…!!」顔をさらに赤くした僕が言うと、先輩は意味深な笑みを浮かべて、
「…楽しみにしててね。」そう笑った。




