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(……んぅ?)目を覚ます。いつの間にか寝ていたらしい。
(あれ、僕、何してたんだっけ…?)
脳内で思考を張り巡らす。するとその間に…
(…あ。)目の前にある整った顔で、全てが蘇る。
(僕はこの人と…)
その瞬間、顔が爆発したように真っ赤になる。
「ちょっ…雫先輩!!は、離れてください…」顔を赤く染めながら目を逸らして言う。
「無理。」にこにこしながら言う先輩の顔は、どこか寂しそうだった。
「せん、ぱい…?」違和感から思わず言葉が出る。…今の表情でわかる。先輩は、過去に自分が知らないような、辛い出来事があったこと。そして、僕のことを、少しは頼りにしてくれていること。それだけが、嬉しかった。僕は何も聞かずに、ただ微笑みながら先輩の隣に座る。
「…先輩。」もう日は落ちて、空は星がキラキラと光っている。
「ん?」そう返事をする先輩。
すると、その時。
-ピーンポーン-
あれ、お客さん、?こんな時間に…
先輩がドアの方に行き、画面を見てみる。…あれ?先輩も知らない相手?
手招きされて、画面を覗く。
すると_?




