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『散りゆく紅葉と滴る雫』  作者: らぐどーる。
2, ハジメテのお泊まりと秘密のKiss
4/4

2-1※

「それっ、て…?

で、でも…分かり、ました。

何でもします、、!」

「じゃ、俺を好きにさせてみろ。難易度は高いからな?」

紅葉はドキッとして顔を赤くしてしまう。

「ど、どうしたら…」

「本気ならキスしてみろよ、こうやって。」

『ちゅっ』

「へっ、へっ…!?ちょ、あの、、!」

頬に軽くキスをされ、顔をさらにあからめる。

「俺が見本を見せてやったんだし、キスしたらどうだ?」

「そっ、そのっ、無理ですっ…!」

「してみろよ?俺に協力してくれるって言ってたよな?何でもしますって。」

「いっ、言ったけど…!」

「ほらほら、してみろよ。先輩の言うことは、ゼッタイ、だろ?」

紅葉の通っている学校では「先輩の言うことはゼッタイ」と言われている。

「そ、そうなんですけど…!」

「む、むり、ですっ…」

恥ずかしさで涙目になってしまう。

「泣くほど嫌か?」

「嫌じゃ、ない、ですけど…」

小声でそういった紅葉に言う。

「嫌じゃないならキスしてみろよ」


「も、もうっ、分かりましたよぉっ…」

「じゃ、どーぞ?」

「んっ…」

紅葉は覚悟を決めて、雫の輝く唇にキスをした。

雫の顔が思ったよりも赤くなり、こちらも顔を赤くする。

意外と気持ちいいことに気づいた紅葉と雫は、だんだんエスカレートしていくように。

「おい、キスできるなら、もっと過激でも出来るよな?」

「でき、ます…

でも、ちょっと休憩、させて、くださ、い…」

「もっとやりたい」

ボソッと雫が言った。

紅葉は聞き取れずに、ソファへ座った。

「休憩は1分な」

その言葉に驚く。

「えっ…」

「間違えた、10秒。

10.9.8.7.6.5.4.3.2.1.0

休憩終わり。続き。」

「えっ、と…?!

続きやるとしても、初めてなんで手加減してください、ね…///」

「りょーかい

じゃ、ベッド行くぞ」

「ベッ、ド…!?」

「出来るよな?」

「は、ぃ…」

「ウォーミングアップ。ベロチューから。」

「えっ…!?

わかり、まし、た…」

「んっ…」

初めてのベロチューに、変な声が漏れそうになるのを必死に抑えた。

「っ…ぅ…」

口の中に柔らかい舌が入り、舐め回される。

気持ちいいとは思ったが、恥ずかしさに押し倒される。

「あんしとのえんあいも…いい…あも…(だんしとのれんあいも…いい…かも…)」

どろどろの声でそう言った。

雫から返事が返ってきた。

「もっほ…やい、たい…(もっと…やり、たい…)」

まさかの返事がきて、嬉しかった。

こう言われて嬉しいと思うとは自分でも分からなかった。

雫を…誰にも…取られ、たく…な、い…


そう思って、気持ちよさのあまり眠りについた。

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