第七十九話
冒険者ギルドのその後
冒険者ギルドの広場で彼を保護すると宣言し、副ギルド長ローレライはその場から消えてしまった。
その後の対応を任されたチーフは毎日が戦場になってしまった。
副ギルド長ローレライの穴を埋めるために、残ったギルド職員総出で対応する形になったが冒険者がひっきりなしで詰めかけてくる。
傾国の美女と言われた副ギルド長が男性を保護して消える・・・駆け落ち状態。
雑誌月刊冒険者ギルドの臨時版が出たことで、国内だけで収まると思っていたことが、大陸全土に知られることになり特大の波に変わってしまった。
この波はもう止まらない。
雑誌月刊冒険者ギルドの記事を書いた記者を呪い殺してやろうかと思うくらいギルドは毎日が大混乱となってしまった。
連日連夜冒険者の号泣、怒号、恨み辛み・・・。そしてエルフ族がローレライを引き渡せ、捜索しろとクレーマー状態。
魔女の国も動いており、副ギルド長の居場所の情報に懸賞金を賭けて大陸全土に魔女の情報網を張り巡らしている。
苦情係に割り振ったギルド職員たちも精神的に追い詰められており、労災状態になりかねない。
苦情の心労もあるが、チーフは独自で調査したクイーンアントの討伐記録に頭を抱えてしまう。
クイーンアントは定期的に討伐されており報奨金も支払い済みになっているが、問題は討伐完了の素材が全く同じ物。それもギルドで保管している素材を何度も提出している。
毎回討伐クエストを受けたパーティ及び受付嬢も同じ。
最悪なことはギルド長の印が押されていることだ。
幹部クラスしか知らされていないが、雷龍国の冒険者ギルドにはギルド長が実は存在しない。副ギルド長ローレライが実質トップで運営しているからだ。
ギルド職員、受付嬢の中に不正を働いた者がいる。
チーフはこの調査結果を副ギルド長にバード(魔法伝書鳩)を飛ばす。冒険者ギルド内部と外部の問題に、頭も胃も限界に近付いていた。
ローレライが居なくなって6日目、南側の方角に光の柱が出現した。
雷龍国ノクティスからでもはっきり見える大きな光の柱は神々しく、何かが降り立ったと感じさせるものであった。
目の下にクマを作った限界状態のチーフは神さまに願う。
「早く副ギルド長が帰って来ますように。神さま助けてください」
ギルド職員の総意を光の柱に願うのであった。
皆さんこんにちは。先ほど先月大破した車が戻って来ました。
修理するまで約一ヶ月・・・長かった。
レンタカー生活も悪くなかったのですが、慣れないバックモニターに苦戦しました。
最近の車の装備は凄いですね。快適でした。
小説はまたタイミングみて投稿します。よろしくお願いします。




