1話 Hello My World
読んでくれると幸いです
世界が終わる、、、、
「よっしゃあ!やっと勝てた!!」俺は徐々に透明になりゆくBOSSを見ながら叫んだ。
ながかったここまで来るのにどれ程の時間を費やしたか、理不尽な挙動にも程があるだろ!!この裏BOSS
だって普通に即死級のレーザーをガンガンぶっ放してきやがるからなあ。はあ、もうほとんどこのゲームでやることはないやることといえば作業ゲーになるような事ばかりだ。ああ 終わってしまったか。。。。
振り返れば思ったより長く遊んでたな。
そう俺が感傷に浸っている時、急にメールが届いた
「なになに?急ですがこのゲームは今日午後0時にサービスを終了いたします。。。はあ!?」おいおい、いくら難易度高すぎて超過疎っているからって急すぎやしないか?
まあこのゲームも愛着あるし0時までいるか!
そして0時・・・
最後に一言NPCたちの営みを感慨深くみているところで急に俺の視界が光に包まれた。。。。。。
「知らない天井だ」ここはどこだ?ええと、俺は確かサービス終了直前の『幻想ノセカイ』でNPC達を見て感傷に浸っていたら突然目の前が光って。。。
ここは何処だ?少なくともさっきいた場所ではない。とりあえず辺りを見回してみるとボロボロでここは古い神殿か何かだろうと思ったが、よくよく見ると『幻想ノセカイ』の初期リスポーンの神殿だった。
何故こんなにボロボロなのか?何故こんなところでリスポーンしているのか?疑問は尽きないがとりあえず外に出てみる事にした。
「っ・・・・・」なんだココは。どういうことだ?街が消えている。
外に出るとタイガのような針葉樹の森が広がっていた。その時、何かが背中に落ちてきた。驚いて触ってみると木の上からおちてきた水滴のようだった。
「なんだ水か」
そう独り言を言った途端違和感を覚えた。おかしい『幻想ノセカイ』では露などの細かい自然現象はなかった。現代の技術では到底処理が追いつかないからだ。つまり、ココはゲームの中?そう考えると辻褄があう妙にグラフイックが綺麗だったのも全て肉眼で見える景色だったからなのか。
「『幻想ノセカイ』の中だーー!!」
叫んでしまったがこれは仕方ないと思う。誰だって好きな世界に行けたらテンションもアタマオカシイくらいに上がると思うんだ。
ゲームではいけなかったところも沢山行きたいな〜でもまずは街に行かないとな、とりあえず装備やインベントリは引き継がれていてよかった〜
それじゃあ街へLet'go!!