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美少女を好きになったその先に。  作者: サランラップ
転校生
6/6

朝の教室で。

「おはよー」

「おはよう」


考え続けて10分後、水原さんが来た。

今日は赤いリボンで髪を後ろで結んでいて昨日とは違いかわいらしく見える。

大人びて見える彼女も良いけど今のはまた違った良さがあるな。

なんていうか、友達大歓迎!みたいな……。

あれ、僕の存在もういらないんじゃないか?


「どぉ、友達作る方法思いついた?」


「さっき康助と話している時に修学旅行を活用するのはどうか、っていう話があったよ」


「修学旅行かー。それって楽しいの?」


「わからない……」


部活とか入れば先輩から聞けそうだけど別に入る気ないもんな。

得意なこともないし。

水原さんは部活入るのかな?


「水原さんは部活入る予定ある?部活なら先輩とかから聞けると思ったんだけど……」


「ないよ。みんなもう大会で仲良くなっているはずだから私が入れる場所はないわ」


「文化部だったらいいんじゃないか?」


「おなじだよ。一年経つと人ってみんな仲良くなっちゃうものだから……」


そういった彼女は憂鬱そうな顔をする。

助けにはなりたいけど僕にはどうにも出来ないのがもどかしい。


しばらくして水原さんがまた声を上げた。


「そうだ!部員が一人の部活ならいいんじゃない?」


「うーん……」


この学校で部員が一人の部活なんて聞いたことがないな。

でも確信がないから存在しないと言うことは出来ない。


「ねぇ、そーゆー部活ってないの?」


「知らない……」


「じゃあさ、今日部活見学しない?」


「僕は行かなくていいよ」


あくまで僕は友達作りを手伝うだけで入部する気はさらさらない。

水原さんだって一人の方が見つけやすいはずだ。


「えーもっと挑戦志向持とうよー」


そう言った彼女は机に突っ伏して寝てしまったので僕は読書を再開する。


こんなこと言うのは変かもしれないけど僕はにぎやかな教室で読む本が好きだ。

たぶん静かな自分の部屋で読むよりも楽しく感じているからだと思う。

人が周りにいると安心するって言う人がいるけど僕はその一人なのかもしれないな。

でも人と関わるのが苦手なのはどうしてだろう。

友達も水原さんと康助の二人だけだし……。


ふと、隣の席を見た。

なぜか水原さんがこっちをじーっと見つめている……。

ほんとに整った顔をしているな……じゃなくて、どうして黙ってこっちを見続けてるんだ?


「ど、どうしたの?」


「なにか悩んでるのかなーって……」


う、するどい……。

でもこれは自分の問題だ。

他の人に相談するようなことではない。


「別になんでもない……」


「今日来てね。相談のるから」


「え、いやまっ」


言っている途中でチャイムが鳴る。

断りたいけど……早苗先生のホームルームが始まってしまった。















今回をもちまして打ち切りにさせていただきます。

ご愛読ありがとうございました。


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